PR
いいね! (3 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

マツバボタン 花を触ると雄しべが動きます。

この記事は約2分で読めます。

学名:Portulaca grandiflora 漢字名:松葉牡丹 別名:爪切草(ツメキリソウ)日照草(ヒデリソウ)不亡草(ホロビンソウ) 英語名:Rose moss 分類/科名:スベリヒユ科スベリヒユ属
草丈:5~15cm よく見かける場所:庭 花壇  よく見かける時期:6~9月
花言葉:無邪気 可憐
夏の盛りに赤や黄色など原色で小さなボタンのような花を次々と咲かせます。葉が松葉のように肉厚で先がとがっています。この花と葉の様子が名前の由来になっています。そのほかに爪のようにどんどん生えてくるところや暑さに強いところからも別名がつけられています。
南アメリカ原産の日本では、一年草です。一日花ですが次々咲くのでいつも花が咲いているように見えます。
寒さに弱いですが室内に取り込むことで冬を越すこともできるそうです。真っ黒な鉄の粒のような種をつけます。こぼれ種でどんどん増えていきますが、何年かすると八重咲きのものがだんだん原種に近い一重咲きになっていくそうです。

ポーチュラカ属は世界の温帯から熱帯にかけて137種が分布して多くの園芸品種があります。最近は、ポーチュラカという名前でハナスベリヒユが多く出回りマツバボタンを見ることが少なくなってきました。

てんてん
てんてん

雄しべは、楊枝などで触ってみると動くそうです。やってきた虫のためのようです。動画がありました。よーく見てください。

web上では、マツバボタンの日本への渡来は、江戸時代の末期とされています。
ところが、マツバボタン(松葉牡丹)にまつわる山口県のキリシタン伝説があるそうです。
その伝説では、昔、長門の或る村に、老夫婦が病気で倒れていた南蛮の僧侶を家に運んで看病してあげ、元気になった僧侶は2人に南蛮の花の種をお礼にあげたというものです。そして、種から老夫婦が咲かせた花をお殿様がたいそう気に入ったというお話です。このお話は、続きがあるのですが、出展がはっきりしませんのでご紹介はひかえます。
もし、このお話の南蛮の僧侶がポルトガルから来たとすると、南アメリカ原産のマツバボタンの種を持っていることも考えられます。さらに、山口あたりでキリシタンへの理解があった殿様は、大内氏ということになります。すると、渡来した時期は1500年代になりますが・・・?