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イヌホオズキ ナス科の植物です。全草にソラニンを含む有毒植物で食べられません。

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学名:Solanum nigrum 漢字名:犬酸漿 別名:バカナス 英語名:black nightshade 分類/科名:ナス科ナス属
草丈:30~60cm よく見かける場所:どこでも よく見かける時期:7~10月
花言葉:嘘つき

夏から秋に茎の途中から花柄を出し直径1cmほどの白色の花を咲かせます。中央の黄色い雄しべの葯(やく)が目立ちます。

茎はまっすぐに立ち、よく枝分かれして、まばらに短い毛がつくことがあります。葉はは広卵形で縁はなめらかか波状のぎざぎざがあります。葉質はかさついた感触で葉の両面に短い毛がつくことがあります。
果実は未熟なときは青く小さいトマトのようです。熟すと色は黒く光沢がありません。

世界の温帯から熱帯にかけて広く分布している一年草です。本種は史前帰化植物と考えられているそうです。日本全土に分布し主に畑や道端、民家の庭先などで普通に見かけます。
イヌホオズキの名前はホオズキに草姿が似ているが役に立たない事から「イヌ(犬)」をつけたというのが一般的ですが花や実が似ていないので「イヌ(否)」をつけたという説もあるそうです。利用価値がないことからバカナスとも呼ばれるそうです。

イヌホオズキによく似たアメリカイヌホオズキ(北アメリカ原産のナス科ナス属の一年草)などの近縁の帰化植物が分布を急速に広げています。場所によっては本種よりも普通に見かけるようになっているそうです。
近縁の帰化植物は他にもオオイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキなど種類が多く形態も似ていて見分けが大変難しいそうです。
今回は実の「つや」と「つきかた」でイヌホオズキとしました。

イヌホオズキとアメリカイヌホオズキの見分け方

花ではなく果実と果柄(枝と果実を結ぶ柄)で見比べることができるそうです。

実の様子 光沢 花柄
イヌホオズキ なし まとまらない 5~10
アメリカイヌホオズキ あり まとまる 1~4
てんてん
てんてん

全草にソラニンを含む有毒植物です。

ソラニンは主にナス科の植物に含まれる天然毒素です。
神経に作用する毒性を持ち頻脈、頭痛、嘔吐、胃炎、下痢、食欲減退などをおこします。
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