
チバニアンが話題になっています。
今回はチバニアンを解説します。
「チバニアン」とは
日経電子版より
国際的に地球が生まれてから現在までの46億年の地質年代表が作られています。化石などから生物の大量発生や絶滅など特異的な出来事をもとに節目ごとに117の時代に分けられています。現在、名前がついていない時代は10程度になっているそうです。
時代名の命名は、当時の様子を示す地名などをもとに名前をつけるのが通例になっているそうです。映画の「ジュラッシックパーク」の「ジュラ」や「カンブリア」などです。ジュラは、フランス東部からスイス西部に広がるジュラ山脈から名付けられています。
今回の「チバニアン」は、千葉の名を冠した名前が年表の中の一時代を表す名前になったということです。
時代名の命名は、当時の様子を示す地名などをもとに名前をつけるのが通例になっているそうです。映画の「ジュラッシックパーク」の「ジュラ」や「カンブリア」などです。ジュラは、フランス東部からスイス西部に広がるジュラ山脈から名付けられています。
今回の「チバニアン」は、千葉の名を冠した名前が年表の中の一時代を表す名前になったということです。
どの時代
日経電子版より(拡大図)
更新世中期と呼ばれている地質時代が「チバニアン」になります。
更新世は、約258万年前から約1万年前までの期間です。以前は洪積世と呼ばれていました。ほとんどが氷河時代です。
更新世は、約258万年前から約1万年前までの期間です。以前は洪積世と呼ばれていました。ほとんどが氷河時代です。
どこが選んだ
国際地質科学連合の理事会で決定されたそうです。
なぜ選ばれた
地球の地磁気が逆転する現象は、以前から知られていました。その時代を特定できる場所をいろいろな国が調査研究してきたそうです。その結果、日本の研究チームによる千葉県の地層「チバニアン」とイタリアチームのイタリア南部の地層「イオニアン」が年代命名を競いました。地磁気の逆転を示す分析データやその時代の生物などの調査データなどを比較して決定することになったそうです。その過程で、いろいろあり結果的に日本チームが認められ命名されました。
日本の研究チームは
茨城大学、国立極地研究所など22機関32名の研究者チームです。研究チームのリーダーは岡田誠・茨城大学理学部教授です。
選ばれると
年代表に名前が記載され、千葉の露頭にゴールデン・スパイク(金の杭)が打ち込まれるそうです。

今回の命名はとても嬉しいですが、学者が集まる国際的会合でも結構ドロドロで大変なのがわかりました。びっくりです。

ビジネスジャーナル
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