PR
いいね! (5 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

ツタ(ナツヅタ) 秋の紅葉が美しく新緑も美しいため構造物の緑化に用いられています。

この記事は約3分で読めます。

学名:Parthenocissus tricuspidata 漢字名:夏蔦 別名:アマヅラ、ナツヅタ、モミジヅタ ニシキヅタ オニヅタ 英語名:Japanese Ivy Boston Ivy 分類/科名:ブドウ科ツタ属
草丈:つる生長量は年間150~550cm よく見かける場所:擁壁 構造物の壁  よく見かける時期:花:6月~7月  実:10月
春から秋にかけて擁壁や家の壁にビッシリついています。葉は鳥足状で光沢があります。切れ込みが深い葉もあるそうです。小さな目立たない花を咲かせ実をつけます。

実は秋にかけて黒紫に熟します。実は食べられないそうです。落葉性で秋に紅葉しますが冬は葉を落とし蔓だけ残します。
ツタ属植物はアジアから北アメリカに15種が自生しますが日本には本種だけが本州から九州に自生するそうです。
「ツタ」の名称は他の植物や岩に「つたって」伸びる性質から名づけられたそうです。「ナツヅタ」の名称は別種で常緑のウコギ科のキヅタが「冬蔦(フユヅタ)」と呼ばれるのに対して落葉で夏場に見られるので「夏蔦(ナツヅタ)」と呼ばれるようになったそうです。
平安時代に早春の幹から樹液を採り煮詰めて甘味料を作ったので甘蔓(アマヅラ)と呼ばれていました。
若枝では、吸盤のついた巻きひげを葉に対生して出し 他の木や壁にくっついていきます。秋の紅葉が美しく新緑も美しいため構造物の緑化に用いられています。落葉性なので、冬季は蔓だけになります。

ツタの絡まるチャペルなど有名な建物が少なくなってきているような気がします。

てんてん
てんてん

特に何もしなくても育ってくれるのでとくに手をかける必要はないのですが葉はコガネムシ(成虫)が食べますので気をつける必要があります。

蔦紋(つたもん)

ツタの葉・茎・花を図案化した日本家紋の一種です。家紋として8代将軍である徳川吉宗が用いたことから広まったとも言われます。現在は十大家紋に数えられるほどに使用家が多いそうです。

蔦が絡んで茂るさまが馴染み客と一生、離れないことにかけて芸妓などが用いたといわれています。

ご意見お問い合わせ