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3Dプリンター立体地図「南アルプス」 リニア中央新幹線で話題になっています。

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南アルプス 北側

南アルプス 南側

 南アルプスを通るリニア中央新幹線の建設工事に静岡県が大井川の減水問題などを理由に、「待った」をかけています。話題の南アルプスの大型立体地図を作りました。

作品No.43-44 縮尺:1/60000 比高:1.4 大きさ:35cm×35cm 素材:PLA(植物由来の3Dプリンタ用素材)CHIRONで出力
正式名称: 赤石山脈
都道府県: 長野県、山梨県、静岡県
最高標高:3,193メートル – 北岳 
南アルプスは南北約150キロメートル、長野、山梨、静岡の3県にまたがる日本最大の山脈です。
どっしりとした大きな山容を誇る山々が多く、準平原とよばれる平坦な地形が山頂や稜線にひろがっています。これは、赤石山脈が飛騨山脈より新しく隆起した山々であるため、比較的浸食が進んでいないためだと考えられています。
森林限界が高く、うっそうとした原生林や、数多くの特産種を含むお花畑を持ち、多種多様な動物たちが生息します。また、最終氷期の氷河の痕跡である圏谷が、仙丈ヶ岳・間ノ岳・荒川岳などに見られます。
荒川岳南面の圏谷群です。

荒川岳の3つの圏谷

北部には、日本第二位の標高を誇る北岳や間ノ岳など3000m級の山々が連なっています。

北岳 間ノ岳

北岳付近には石灰岩をときどき挟むようになり、そこには固有種キタダケソウが生育しています。

北岳は稜線付近一帯が緑色岩や石灰岩・チャートなどの地質からなるため、カルシウムやマグネシウムの多い土壌が形成され他の植物が進出しにくく、特異な植物が残存していると考えられているそうです。

この作品は、35cm×35cmを2つ、つなげた大きなものです。3Dプリンターでは、一つの作品を出力するのに4日近くかかります。また、重さも1kgをこえるPLAを使用しました。
大きい分、6万分の一で主要な山々を作品の中に入れることができました。南アルプスの山容や圏谷などがよくわかります。
全体の色合いを薄めにして主要な山々の高さがわかるよう尾根や頂上部をアイボリーで表現しました。また、大井川や富士川などの上流部の川筋も分かるようにしました。
国土地理院の3Dデータ(stlデータ)は、どの大きさに切り取っても指定しても最大一辺15cmで出力されます。そのため、15cmを35cmに拡大すると荒さを感じますが着彩すると気にならなくなるようです。