学名:Ginkgo biloba 漢字名:銀杏 別名:ギンキョウ ギンナンノキ 英語名:maidenhair tree fossil tree Japanese silver apricot 分類/科名:イチョウ科チョウ属
大きさ:20~30m よく見かける場所:街路樹 公園 実をよく見かける時期:10~11月
大きさ:20~30m よく見かける場所:街路樹 公園 実をよく見かける時期:10~11月
NTバス通りの街路樹です。普通の木の葉とちがって水鳥の足のような形の葉をつけます。秋になると黄色く色づきます。
大きな木は秋に実(ギンナン(銀杏))をつけ道に落とします。
中国原産の落葉高木です。雌花がつく木と雄花がつく木が別々な雌雄異株です。ギンナンがなるためには雌株と雄株が必要です。風媒花で雄株の花粉を風にのせて雌株に飛ばします。
世界で最古の木の一つです。イチョウの仲間は恐竜が繁栄した中生代より前のペルム紀(約2億9900万年前から約2億5100万年前)にあらわれて中生代まで全世界的に繁茂しました。世界各地で葉の化石が発見され日本でも発見されています。
(地球の地質年代についてはこちら↓)
しかし、新生代になると各地で姿を消し中国で生き続けていました。その後、中国で栽培されるようになり人の力で世界中に広がっています。日本にも鎌倉時代ごろに中国から渡ってきたいわれています。
現在イチョウは、「生きている化石」として国際自然保護連合 (IUCN)のレッドリストの絶滅危惧種に指定(英語のページです。)されています。
ギンナンは、おいしいです。ギンナンは雌株にできま雄株の花の花粉が精子になって受精して実になるそうです。
ギンナンのでき方の動画です。(NHK for School約5分 通信量に気をつけてください。)
NHK for School
精子が泳ぐ イチョウの不思議 | ミクロワールド | NHK for School
花粉は春雌花に取り込まれ、秋に成熟した精子が泳ぎ出し受精する。
ペルム紀末の大量絶滅で消えかかったイチョウがギンナンのおかげで生きのびたともいわれています。
ペルム紀末の大量絶滅
しつもん いけん かんそう