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タブノキ 日本版アボカド? 黄八丈にも使われています。

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学名:Machilus thunbergii 漢字名:椨 別名:イヌグス・タマグス・ヤマグス・ツママ 英語名: 分類/科名:クスノキ科タブノキ属
高さ:20mくらいまで よく見かける場所:神社やお寺の庭  花・実の時期:4~9月
つやのある10cmくらいの卵形の葉が茂っています。神社などで多く見られます。初夏から夏にかけて1cmくらいの青黒い実がなります。実は、えぐみがありますがアボガドに似た味がするそうです。鳥が好んで食べに来ます。
暖地の海岸沿いに自生し日本や東アジアに分布する常緑樹です。潮風や塩水に強いので防風林などに使われている地域もあります。
名前の由来には諸説あります。古代朝鮮語で丸木舟を表す「トンバイ(tong-bai)」が「タブ(tabu)」に転訛したとする説が有力だそうです。また、タブノキは日本書紀に登場するほど神事との関連が深いため「霊(たま)が宿る木」を意味する「タマノキ」から「タブノキ」に転訛したという説もあります。別名のイヌグス・タマグス・ヤマグスは、クスノキに似たところから名づけられたようです。

今回見かけたタブノキは出先の近くにあった神社のご神木で大きく太い木でした。枝にたくさんの木の実がついていました。
地域にもタブノキをご神木にしている神社があります。

 

てんてん
てんてん

木の実は、鳥たちの大好物です。特にこの季節はヒヨドリたちのごちそうになっています。

枝葉には粘液が多く、乾かして粉にしたものをタブ粉というそうです。タブ粉は線香や蚊取線香の材料の1つ(粘結材)として用いられていたそうです。
樹皮や葉には、タンニンが多く含まれるため染料に用いられます。有名な染め物として黄八丈があります。

材は、建築、家具などに使われます。