ヒヤシンス　オスマン帝国からヨーロッパへ広がっていった花です。

チューリップと同じ球根植物で春先に釣り鐘状の小さな花を房状につけます。葉は肉厚で花を包むようにつけています。花色は紫、赤、ピンク、白、青、黄、オレンジ　秋植え球根
原産地が地中海東部沿岸からイラン付近の球根性多年草です。15世紀頃にオスマン帝国で栽培され園芸化されました。16世紀にイタリアを経てヨーロッパに伝わり16世紀末にはイギリスに伝来し18世紀から19世紀にかけて盛んに育種が行なわれ、数百の品種が作られました。しかし、イギリス系のヒヤシンスは20世紀初頭に衰退し現在は品種もほとんど残っていないそうです。現在栽培されている品種は地中海北東部原産で18世紀から主にオランダで改良されたダッチヒヤシンスです。1本の茎に青、紅、白、淡黄色などの花を多数つけ2,000以上の栽培品種が作出されています。
日本には1863年に渡来し、一般に栽培されるようになったのは大正時代からだそうです。
属名の学名「Hyacinthus（ヒヤシンサス）」は、ギリシア神話（下記参照）の美少年ヒュアキントス（Hyakinthos）の名前に由来します。