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ヨモギ  火薬の材料

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学名:Plantago asiatica 漢字名:蓬 別名:モチグサなど
英語名:Japanese mugwort 分類/科名:キク科ヨモギ属
草丈: 50~100cm よく見かける場所:どこでも  よく見かける時期: 4~11月
花言葉:幸福 平和
日本全国どこにでも生えています。葉は菊のように大きく裂け裏側に白い毛があります。花は、白っぽい緑で目立ちません。
葉を手でもむと独特の香りがします。春の新芽は、摘んで草餅など食用になります。特に葉を乾燥させて裏側の綿毛を集めたものがお灸の艾(モグサ)として使われています。
昔から各地で生活に役立つ草として使われてきています。そのため別名も多くあります。(エモギ、サシモグサ、サセモグサ、サセモ、タレハグサ、モグサ、ヤキクサ、ヤイグサなど)
地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌するそうです。(このような現象をアレロパシーとよんでいます)
てんてん
てんてん

最近の研究では、アレロパシーは昆虫にも影響するようです。

戦国時代から江戸時代にかけてヨモギを使って火薬に必要な硝石を作っていたそうです。ヨモギと人の尿や蚕の糞などを混ぜて蒸したりしたものを床下で数年ねかせて硝酸石灰を含んだ土を作ったそうです。

硝石の主成分は窒素とアンモニアだそうです。ヨーロッパでも動物の内蔵と石灰で作っていたそうですが、日本でも鉄砲の普及につれて多量の硝石が必要になり、国々で必死に硝石作りを行っていたようです。それにしても人は、必要になると、いろいろ考えだしますね。