神奈川県立公文書館
神奈川県立公文書館とは
歴史資料として重要な県が作成した公文書、県内に伝存する古文書等の記録類を収集・保存しています。その他に収蔵資料の紹介や展示および講座を開催しています。
館内見学ツアー「入れないところに入ってみよう」
開館30周年を記念して2023年11月5日に行われました。通常は入れない収蔵書庫や資料選別室などに入れる館内見学ツアーです。
見学ツアーに参加してきました。
はじめに公文書館についての講義の後に見学ツアーが行われました。
貴重な資料が入っているので靴にカバーをかけて、それぞれの書庫を見学しました。
書庫は公文書館の地下と3階と4階にあります。
普段は立ち入ることはできません。
今回は地下の荷解・選別室と3階の3号・5号書庫を見学しました。
書庫
地下の荷解・選別室
県の機関で保存期間が終了した公文書のすべてが運び込まれます。年間一万箱になるそうです。
ここで一箱ごと職員が中を開けて保存すべきか廃棄するか選別するそうです。
神奈川県は公文書の廃棄は公文書館で一括処理されることになります。そのため、貴重な資料が失われる危険性が少なくなっています。
5号書庫
主に戦国時代から近世にかけての古文書が収蔵されています。
全て木張で湿度温度が管理された室内になっています。
3号書庫
保存期間が10年から30年の歴史的公文書などが収蔵されています。
書庫の扉
防火のため分厚い扉です。その他にハロゲン消火施設などありました。
その他に入り口の床に粘着性のマットが敷いてありました。靴などについた虫などを持ち込まないためだそうです。
文書だけでなく看板や地図など様々なものが保管されています。
古文書などは申請して認められば直接触ることもできるようです。
しつもん いけん かんそう
毛利元就に関係した古文書も収蔵されていました。