センリョウ 近所の市民の森にたくさん見つけました。もっとも原始的な被子植物(ひししょくぶつ)といわれています。古草本とよばれています。

この記事は約4分で読めます。

学名がくめいSarcandra glabra 漢字名かんじめい:仙蓼 / 千両 別名べつめい:クササンゴ(草珊瑚) 英語名えいごめい:Japanese Sarcandra 分類ぶんるい/科名かめい:センリョウ科センリョウ属
おおきさ:50~100cm よくかける場所ばしょ日陰ひかげ はやし にわ  よくかけるつき 10~2がつ はな 6~8月
花言葉はなことば利益りえき
あきからふゆに近所の市民の森の日陰ひかげあかをつけたちいさなをたくさん見かけます。

日本にほんやアジア原産げんさんのいつもをつけている常緑じょうりょくちいさいです。はな地味じみ黄緑色きみどりいろはなびらのようなものはなくしべとしべがむきだしです。普段ふだんがつくことがすくないはなです。

名前なまえは、数多かずおおくの赤い実がなるヤブコウジマンリョウ(万両)にくらべると実の数がすくないことからセンリョウ(千両)となったそうです。
縁起えんぎ名前なまえあかい実がきれいなので園芸種えんげいしゅとして栽培さいばいされてきました。正月しょうがつ縁起物えんぎものとして正月飾しょうがつかざりにも使つかわれます。
原始的げんしてき植物しょくぶつで、被子植物ひししょくぶつですがはなのつくりなどはマツとおな裸子植物的らししょういぶつてきなつくりをもつので古草本(こそうほん?)とよばれています。

てんてん
てんてん

裸子植物らししょくぶつのほうが原始的げんしてき植物しょくぶつといわれています。

古草本

センリョウはコショウ科、ウマノスズクサ科などの植物群しょくぶつぐんとまとめて古草本とよばれています。
センリョウ科やコショウ科の植物がほかのどの被子植物ひししょくぶつ化石かせきよりもふる時代じだい地層ちそうから発見はっけんされたからです。また、はなふる時代じだい地層ちそうから発見はっけんされたことから、これまでもっと原始的げんしてきな被子植物はモクレンもくとされていましたが、いまでは古草本であったと考えられています。
さらに、最近さいきん研究けんきゅうによって「古草本」が被子植物の進化しんかのながれを解明かいめいするとき「古草本」は、そのかぎをにぎる植物群しょくぶつぐんといわれています。

しつもん いけん かんそう