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スモークツリー 綿菓子のような花です。同志社女子大学今出川キャンパスのスモークツリーが有名。

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学名:Cotinus coggygria 和名:ハグマノキ(白熊木) 別名:ケムリノキ(煙の木) 英語名:Smoke tree  分類/科名:ウルシ科 ハグマノキ属
高さ: 3~4m よく見かける場所:庭  花期:6月~8月
花言葉:煙に巻く  賢明  賑やかな家庭
花を咲かせた後にふわふわと綿菓子のような花不稔花(ふねんか)をつけます。
ヨーロッパから中国に分布する落葉樹です。イチョウなどと同じよう雌雄異株です。
和名は「ハグマノキ(白熊の木)」です。ハグマはチベットやネパールの高地に生息する動物ヤクの尾の毛を染めたもので僧侶の払子(ほっす)法具の1つ)や武将の采配などとして使われたものです。フサフサの花姿がハグマに似ていることから名が付いたそうです。
雌木の枝先につく花序が多数枝分かれし花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。雄木は花序が短く煙状にはなりません。
横に広い円形の樹形が美しく秋の紅葉も楽しむことができます。

銅葉や黄葉の園芸品種も栽培されています。

木の回りに本当の煙のように見えます。梅雨の時期なので雨に当たると垂れ下がってしまうのが残念です。

てんてん
てんてん

害虫にも強く、病害虫による対策も特に必要ありません。

 雌雄異株で、煙状になるのは雌株。幹からは黄色の染料が採れるそうです。中国では唐の時代この染料で染めた衣服は高貴な色として皇帝しか使用が許されなかったといわれています。
樹皮からはタンニン(渋)が採れ、皮のなめしに使われるそうです。

 関西では京都市の同志社女子大学今出川キャンパスのスモークツリーが有名です。
「同志社女子部の母」といわれた米国出身のデントン女史(1857~1947)の手植えといわれています。同大学には女史が愛したこの「煙樹」にちなみ「えんじゅ寮」と命名された学生寮がかつてあったそうです。
えんじゅ寮
1963年4月9日、洛西の農家から5年間借り受け、個室で自炊のできる寮とした。当時の越智文雄学長がデントンの愛したスモークツリー「煙樹」から「えんじゅ寮」と命名した。1968年3月29日、鶴山寮の建築に向けて廃寮となった。
「同志社大学 大学紹介より」
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