ウラシマソウ　秋にトウモロコシのような赤い実をつけます。春には仏炎苞を咲かせます。

秋あきにトウモロコシの実みのような赤い実をつけます。
春はるに芽めをのばして10枚まいくらいの細長ほそながい葉はを傘かさのように広ひろげます。
葉の下したに黒くろっぽい筒つつのようなふしぎな格好かっこうの花はな（仏炎苞ぶつえんほう）をのばします。
雄花と雌花が別々に咲きます。外見からは見分けがつきにくいです。

同おなじテンナンショウ属ぞくのムサシアブミは葉はが幅広はばひろで大おおきく三みつ葉ばなので見分みわけることができます。

日本各地にほんかくちにはえている球根植物きゅうこんしょくぶつです。海岸近かいがんちかくの林はやしや人里近ひとざとちかい林はやしに見みられます。
ウラシマソウという名前なまえは花の先さきが細ほそく、つり糸いとのようにのびて浦島太郎うらしまたろうが釣つりをしている姿すがたに似にているところから名なづけられたそうです。

雄花おばなの花粉かふんはキノコバエの仲間なかまが雌花めばなへ運はこんで行いくそうです。受粉じゅふんすると雌花のなかで実みができます。秋あきにかけて実の色いろを緑みどりから朱色しゅいろに変かえていきます。

(この写真しゃしんはムサシアブミの実です。）