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サザンカ 花びらが散ります

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学名:Camellia sasanqua 漢字名:山茶花 元名:サンサカ 英語名:Sasanqua 分類/科名: ツバキ科ツバキ属
高さ: 1~5m よく見かける場所:  よく見かける時期:10~ 1月
花言葉:困難に打ち克つ ひたむきさ
緑地の前の道に赤い花びらが、絨毯のように広がっています。童謡の「サザンカ」にも歌われているように冬の花です。サザンカが曲名に「サザンカ」がつく歌が多くあります。花言葉のように冬にひたむきに咲く花がテーマになっているようです。最近では、困難に打ち克つという花言葉から平昌オリ・パラのテーマソングにもなっています。
サザンカは、元名「サンサカ」が「サンザカ」になり時間の経過とともに音が入れ替わって「サザンカ」になったそうです。
日本原産のツバキ科の常緑広葉樹です。そのため、学名もsasanquaです。本来ツバキ科の多くは熱帯地方に自生しています。温帯に自生しているツバキやサザンカ・チャは珍しいそうです。日本では、園芸品種が300種ぐらいあるそうです。それらは、大きく3つの群に分かれます。
サザンカ群
野生の山茶花(ヤブサザンカ)から作出された園芸品種です。10月頃に花を咲かせます。花びらは一重や二重などで樹形は自生種に似ています。
カンツバキ群
山茶花の園芸品種である「カンツバキ(獅子頭)」から作出された品種群です。花びらの数が多く八重咲きや獅子咲きなどとても華やかです。11月中頃から2月まで花を咲かせます。
ハルサザンカ群
2月中旬から5月中旬頃の温かい時期に咲きます。山茶花と椿の交雑品種群で一重咲きや八重咲きなどがあり、花の大きさも多様です。
花ものがたり 椿と山茶花の違いより引用
緑地のサザンカは時期と咲き方でカンツバキ群のようです。
生き物たちの食物が少ない冬の時期に花を咲かせ蜜を提供するサザンカはメジロやヒヨドリにとって大切な木です。

ツバキは、花が房ごと落ち首が落ちる様に似ているので武士の家には植えないと聞いたことがあります。サザンカは、花びらがバラバラになって落ちていきます。

てんてん
てんてん

ツバキ科には、チャドクガがつきますよ。チャドクガは巣になる綿のような中で毛が抜けたものにも毒があります。
側を通ったり雨に濡れた物に触れただけで、ただれたようになってしまいます。

サザンカの実は、ツバキやチャの実とそっくりです。見分け方は、身の回りがツルツルなのがツバキで、毛があるのがサザンカだそうです。