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ツマグロヒョウモンの幼虫 親は南国出身の綺麗な蝶です。

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学名:Argyreus hyperbius 漢字名:褄黒豹紋 分類/科名:チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族
大きさ:4~5cm よく見かける場所:パンジーのそば  よく見かける時期:冬以外 一年中

パンジーの葉の中でひょっこり出会いました。毒々しい格好をしていますが毒はないそうです。パンジーやビオラの葉の陰に隠れています。けっこういますよ。
成虫は、昆虫エクスプローラで紹介されています。

ツマグロヒョウモン

成虫は、オレンジ色の4~5cmの蝶になります。雄と雌の模様が異なります。冬をのぞいて一年中、ひらひらと飛ぶ姿を見ることができます。
沖縄以南で繁殖していた蝶で1990年代までは、関東地方で見かけることが希な蝶でした。2010年の調査で関東地方にも多く生息していることがわかりました。

幼虫は、パンジーなどスミレ属の葉が好物です。一年中繁殖して年間4回から5回羽化するようです。

てんてん
てんてん

こんな図鑑もあります。
幼虫の写真図鑑 イモムシ・ケムシ図鑑

同じ沖縄地方の毒蝶カバマダラにそっくりに擬態しています。ところが、どんどん北へ分布を広げていくうちに毒蝶カバマダラ岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)よりがいない地方でも擬態のまま繁殖しています。
蝶を餌にするガバマダラを知らない本土の鳥たちにとって毒蝶として認識されていないはずです。それでも、北進している理由がパンジーにあるという説があります。
幼虫は、タチツボスミレなどの野山のスミレの葉を食べていますが、本土には同じスミレ属のパンジーやビオラがたくさん植えられてます。どのお庭にも咲いているパンジーのおかげで幼虫の餌がたくさんあるので広がることができたのでは、と考えられています。