PR

ヒメカンゾウ 金針菜(きんしんさい)に似てますが食用は不可です。

この記事は約3分で読めます。

学名:Hemerocallis dumortierii 漢字名:姫萱草 英語名:Day lily 分類/科名:ユリ科 ワスレグサ属
草丈:30~40cm よく見かける場所:庭   よく見かける時期:5~8月
花言葉:物忘れ 憂いを忘れる 別れた恋心
ユリのようなオレンジ色の花が特徴です。茎元から細長い葉がたくさん出ています。球根を植えておくと毎年花を咲かせます。
花が短命で一日でしおれてしまいます。学名のヘメロカリスの名前はギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」から来ています。英語の「デイリリー」も由来は同じです。
アジア原産の多年草です。同じ仲間に夏に山や高原で見かけるノカンゾウやニッコウキスゲなどがあります。野生種は約10種類が日本を含む東アジアの暖帯-温帯に分布します。ヒメカンゾウは、原産不明と記載されている資料が多いです。
園芸品種はヘメロカリス(学名)という名前で花の色、大きさ、咲き方など多彩な品種があります。その数は3万品種以上と言われます。アメリカでは品種改良が盛んで、毎年様々な新品種が発表されています。アメリカでの品種改良の歴史は戦前までさかのぼり、当時のニューヨーク植物園所長が、自ら原産地で採取を行うとともに、各方面から様々なものを収集し交配を行ったそうです。それが元で戦後に様々な品種が育成されたそうです。

梅雨時期には、ノウゼンカズラ・キツネノカミソリ・ノカンゾウ・ニッコウキスゲなどオレンジ色の花をよく見かけます。

てんてん
てんてん

ヒメカンゾウやノカンゾウの花に白い粉がついています。

じつは、白い虫です。虫の正体は、キスゲフクレアブラムシです。

他のカンゾウ類と比べ危険性が強い。誤って食べ、或いは食べすぎが原因で食中毒をおこす人が後をたたないそうです。成長したものほど毒性が強くなるので、食品安全情報(化学物質)No. 13/ 2010(2010. 06. 16) では小さいものだけ取って必ず沸騰したお湯で茹でるなどして毒素を取り除いた上で食べることを呼びかけていますが、他の食べられるカンゾウ類と区別がつきづらく、分からないときは食べない方が良いようです。