草丈:40~100cm よく見かける場所:畑 庭 よく見かける時期:7~10月
花言葉:忍耐
夏を控えた梅雨の合間に薄ピンク色の花穂が土から顔を出します。幅のある先のとがった笹のような葉を茂らせています。
東アジア(中国)原産のショウガの仲間です。種ができにくいため茎を伸ばして殖えていきます。冬は地上部は枯れますが春に地下茎から葉を出し、花をさかせる宿根草です。
日本には、中国から古い時代にショウガとともに渡ってきたようです。
ミョウガという植物・花の名前の由来には、諸説あります。
中国大陸から日本に輸入された時に、香りの強い生姜を「兄香(せのか)」、香りの弱い茗荷(ミョウガ)を「妹香(めのか)」と呼び「兄香(せのか)」が訛って(なまって)生姜となり、「妹香(めのか)」が訛って茗荷(ミョウガ)になったという説。
また、古代の昔からミョウガはその香りの良さの特徴から、「芽香(めが)」と呼ばれていてそれが訛って「茗荷(ミョウガ)」になったという説。
釈迦の弟子だった「物忘れの名人」である周梨槃特(しゅりはんどく)が亡くなって、そのお墓の周辺から生えてきた植物(ミョウガ)を周梨槃特が自分の名前を荷って苦労してきたということから「名」を「荷う(になう)」という意味から「茗荷(ミョウガ)」と命名されたという説。
ミョウガが持つ独特なショウガにも似た香りは、「αピネン(アルファピネン)」という精油成分に由来します。αピネン(アルファピネン)には、「胃腸改善・血行改善・覚醒(眠気覚まし)・冷え性改善・ホルモンバランスの調整」などの効果を期待することがでるそうです。
栄養的にも良いそうです。とにかく夏には欠かせない薬味です。家の西側に植えたミョウガが、たくさんできると嬉しいです。
いつも悩むのは、ミョウガの刻み方です。このサイトに出てました。
学名「Zingiber mioga」や英語名「Mioga」は、ミョウガから名づけられています。