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エンドウマメ メンデルが遺伝の法則を発見するための実験材料としました。キヌサヤ?スナップエンドウ?見分けがつきにくいです。

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学名: Pisum sativum 漢字名:豌豆 英語名:Green pea 分類/科名:マメ科エンドウ属
草丈:つる性 よく見かける場所:畑  よく見かける時期:2~5月
2月ごろ春が近づき暖かくなってくると白や赤紫色などの蝶形の花を咲かせます。葉は鳥の羽のように左右にならんでついています。茎の先に巻きひげがあり支柱などに巻きついて伸びていきます。

エチオピアや中央アジアなどが原産といわれている秋に芽を出して翌年に花を咲かせる二年草です。
古代エジプトや古代ギリシアで記録されているので世界最古の農作物ともいわれています。
麦作農耕とともにインドや中国などユーラシア各地に広まっていきました。原産地域(フェルガナ)から5世紀ごろ中国の漢に伝来した際にフェルガナの中国名が「大宛国」であることから「豌豆」(えんどう=宛の豆)と名付けられたと言われています。
日本へは8世紀ごろに伝わったそうです。
さやの硬さにより、硬莢種(こうきょうしゅ) と軟莢種(なんきょうしゅ)があります。
硬莢種は莢(さや)が固く主に完熟させて乾燥した豆を収穫して利用します。
軟莢種は莢が柔らかく未熟な莢をサヤエンドウ、成長を終えて柔らかいうちに生の豆をグリーンピースとして利用します。
若い苗(豆苗)や、つるの先の柔らかい茎や葉も野菜として利用されています。
メンデルが遺伝の法則を発見するための実験材料としたことでも知られています。

いつも通っている道で見つけました。

食用として植えられているようです。キヌサヤかスナップエンドウだと思います。
スナップエンドウはエンドウの一品種で軟莢種です。豆と莢の両方を野菜として利用できます。
キヌサヤもエンドウマメの仲間です。両者は花だけでは見分けられないようです。
実のできかたで見分けられるようになるようです。

てんてん
てんてん

自然の状態では自家受粉します。

「自家受粉」
花粉が同じ花の柱頭につくことです。
エンドウの花の「おしべ」は「めしべ」の柱頭の近くにあります。花が咲くときに「おしべ」が柱頭にふれて花粉をつけます。

また「おしべ」と「めしべ」が花びらに包まれていて虫が入り込みにくい作りになっているので自家受粉しやすくなっています。
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