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オニユリ 名前はオレンジ色がかかった赤い花びらに黒の斑点が「赤鬼」を連想させることから名づけられたという説があります。

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学名:Lilium lancifolium 漢字名:鬼百合 別名:テンガイユリ(天蓋百合)  英語名:tiger lily 分類/科名:ユリ科ユリ属
草丈:1~2m よく見かける場所:庭 野山  よく見かける時期:7~8月
花言葉:富の蓄積

夏を迎えるころオレンジ色に黒い斑点のユリが咲き始めます。一本の茎の先に多くの蕾や花をつけます。茎と葉の間に黒いムカゴがついています。
日本からシベリア沿岸部の東アジアとグアムに分布する多年草です。日本では北海道から九州の平地や山中で見ることができます。
オニユリは種ではなく葉の付け根にムカゴ(零余子)と呼ばれる黒い実をつけます。

オリエンタル・リリーのムカゴ

ムカゴは、大きくなった芽のことで球根のような性質を持っています。そのためムカゴから育てることもできます。
オニユリの名前の由来には諸説あります。橙色がかかった赤い花びらに黒の斑点が目立ち「赤鬼」を連想させることから名づけられたという説とヒメユリ(姫百合)と比べて大きいことから名づけられたという説があります。
球根は「百合根」と呼ばれ料理に使われることもあります。食用「百合根」の主な産地は北海道で全国の99%で主にコオニユリの球根が使われているそうです。
詳しくはこちらで

夏のこの時期はユリの仲間がつぎつぎ花を咲かせていきます。
今までに、ご紹介したユリの仲間です。

てんてん
てんてん

ユリの種類によっては強い毒をもっている種類もあるそうです。
オニユリ、コオニユリ、ヤマユリ、カノコユリ以外の球根は食べない方が良いようです。

むかご

むかご(零余子,珠芽)は植物の栄養繁殖器官の一つです。わき芽が養分を貯え肥大化し主として地上部に生じます。茎と葉の間などにでき落ちて新たな植物体になります。
オニユリのムカゴは葉が肉質となり小さな球根です。
ヤマノイモ科のムカゴは鱗芽と茎が肥大化して芋の形になります。

ムカゴをつける主な植物

ヤマノイモ
ナガイモ
オニユリ
ノビル
ニンニク
ムカゴイラクサ
シュウカイドウ
ムカゴトラノオ
ムカゴネコノメ
ムカゴユキノシタ
カラスビシャク
タマブキ
アカザカズラ
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