カンスゲ　スゲの仲間は見分け方がむずかしいです。

冬ふゆでも艶つやのある堅かたい葉をたくさん密生みっせいさせています。春はるに葉の間あいだから多おおくの花の茎くきをたてて先端せんたんに1本ほんの雄小穂おしょうほ、その下したに雌小穂めしょうほを数個すうこつけます。

日本原産にほんげんさんの常緑じょうりょくの多年草たねんそうです。本州ほんしゅうから四国しこく、九州きゅうしゅうまでの林や山地さんちの水辺みずべに見みられます。
カンスゲ「寒菅」の名前なまえは冬ふゆでも葉はをつけていることから名づけられたそうです。
カンスゲの仲間なかまは、オクノカンスゲ、ミヤマカンスゲ、ヒメカンスゲなどがありますが小穗しょうほが出でないと見分みわけるのが難むずかしいそうです。
昔むかしは葉を刈かり取とって蓑みのや傘かさを作つくるのに用もちいたそうです。
葉に斑ふが入った株かぶを園芸用えんげいようとして栽培さいばいすることもあるそうです。