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キブシ お歯黒に使われました。

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学名:Stachyurus praecox 漢字名:木五倍子 別名:キフジ 英語名:stachyurus family 分類/科名:キブシ科キブシ属
高さ: 2~7m よく見かける場所:林 よく見かける時期: 3~5月
花言葉:出会い
初春の野山を歩いていると、葉のない幹から藤のような白い房が垂れ下がって見えます。房のような物が花です。
日本固有種で明るい山林などに多く見られる。名前は、花の後の実が染料の五倍子『ごばいし・ふし』(虫こぶ)の代わりに使われたところからきているそうです。五倍子染ふしぞめについて
先駆的植物で荒れ地などに真っ先に現れます。海岸線から内陸部まで、まんべんなく分布しています。

小さい頃、野山でこの木の枝を切って茎から髄を抜きました。髄は、白いウレタンのようでした。この髄を空気鉄砲の弾にしたり、抜いた枝をストローのように使っていました。そのときは、みんなで木名を「ズイデン」と呼んでいました。ネットで「ズイデン」を調べましたが、ありませんでした。
キブシの髄や名前について述べたHPがありましたので紹介します。↓

いろいろな樹木とその利用/第11回 「キブシ」 
農家などで、お歯黒用に黒い染料の代用として使われたそうです。
お歯黒は、明治初期まで既婚女性が行っていたようです。
ちなみに五倍子の値段は、現在100gで850円で売られていました。