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サトキマダラヒカゲ 以前はキマダラヒカゲと呼ばれていましたが現在は里(サト)と山(ヤマ)に分かれています。普通に見られる蝶です。 

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学名:Neope goschkevitschii 漢字名:山黄斑日陰蝶 分類/科名:チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
大きさ(前翅長)26~39mm よく見かける場所:竹やぶやササ類のはえた林  よく見かける時期:5~9月
夏に樹木の周辺などで活発に飛び回わっています。茶色っぽい蝶で翅の裏は白色や黄褐色の複雑な模様があり目のような模様がついています。メスはオスに比べて地の色が薄いようです。
日本では北海道から九州までに分布しています。竹やぶやササ類のはえた林に極めて普通に見られ樹液に良く集まります。人家周辺でも多くみかけます。暖地では 4〜9月の年2回羽化します。寒冷地・高地では 7〜8月のみ羽化します。
成虫は暗いところを好んで樹の幹や壁面に好んで留まります。
樹液などを吸いますが蜜のために花に止まることはないそうです。(栗の花など木の花の蜜は吸うようです。)雄は湿地で吸水する場合もあるそうです。
止まっているときは常に翅を閉じています。ひらひらとすばやく不規則に飛びます。

幼虫の食草は、ササ、タケ類です。
高原や高山でもによく似た蝶を見かけますが別種のヤマキマダラヒカゲの場合が多いようです。

ヤマキマダラヒカゲとは、かつて同一種として「キマダラヒカゲ」と呼ばれていたそうです。1970年に2種に分離されました。

両種は幼虫・成虫共によく似ていて分布域が重なることもあって見分けることは難しいようです。あえて見分ける場合は翅の裏面(閉じて見える部分)の下から4・5番目眼状紋が明瞭で濃いのがヤマキマダラヒカゲで薄く細いのがサトキマダラヒカゲ。翅の裏面の付け根付近(目に近いところ)の三斑紋の並びが直線的であるのがサトキマダラヒカゲで「く」の字になっているのがヤマキマダラヒカゲなどで判別できるというのですが微妙な違いです。
こちらで確認できます。

てんてん
てんてん

蝶の翅(はね)には部分ごとに名前がついています。

蝶の翅(はね)の呼び名等

板橋で見られる蝶( デジタル観察図鑑)より
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