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ザクロ

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学名:Punica granatum 漢字名:石榴、柘榴、若榴 別名: 英語名:pomegranatepomegranate 分類/科名:ミソハギ科ザクロ属
高さ:2m~ よく見かける場所:庭 花期:5~7月
花言葉:優美 成熟した美しさ 愚かしさ
つやのある細長い葉を密につけた樹に赤みの強いオレンジ色の花を咲かせます。秋に出来る実は食用になります。
古代から食用などに使うために植栽されていたそうです。原産地は、北アフリカ地方、南ヨーロッパ地方、西南アジア地方と諸説あります。紀元前から人間と関わってきた樹なので名前も国をまたがって伝わってきています。ザクロという呼称にも諸説あります。その一つとして、ザクロス山脈を現地音に近い「石榴」の字で音訳した説があります。
日本へは、中国から渡ってきました。江戸時代には植栽や盆栽用に品種改良されました。
シリアやレバノンでは料理に使われています。果皮は、硬く実には酸があるため皮や金属を磨くのに使われたそうです。
古代から人と関わってきた樹なので、宗教や神話などに登場します。

実の形や色が生々しいので、縁起が悪い樹とされているようです。ご近所でザクロの花を写そうと探しましたが見つかりませんでした。
逆に、ザクロの果実には種子がたくさんできるため、昔から豊穣(ほうじょう)や多産のシンボルとも、されています。

てんてん
てんてん

ザクロを剪定するときは、枝先にトゲがあるためケガをしないように十分気をつけてください。

ザクロの果汁と砂糖からなるノンアルコールの赤いシロップをグレナデン・シロップといいます。
実の赤い色から宝石のガーネットは石榴石(ざくろいし)と呼ばれます。

「ざくろ口」
江戸時代の湯屋で洗い場と浴槽を仕切るためのものを「ざくろ口」とよんでいました。浴槽の湯気を逃さないようにするために、高さ90センチほどの仕切りで、かかんでくぐるようになっていたそうです。
「ざくろ口」という名称は形状からではなく、かかんで出入りしたことから「かがみ入る」と「鏡鋳(かがみい)る」を掛けて鏡を磨くために、ざくろの実を使っていたので「ざくろ口」と呼ばれるようになったのだという説があります。