タチアオイ　花は、下から一輪、また一輪と咲きのぼっていきます。茎のてっぺんまで咲いた頃に梅雨が明けるといわれています。　

梅雨頃つゆごろに大おおきな株かぶから2メートル以上いじょうにもなる花はなの茎くきがのびて下したから順番じゅんばんに一輪いちりん、また一輪いちりんとハイビスカスに似にた花が咲さきのぼっていきます。

最近さいきんは、中国原産ちゅうごくげんさんではなくビロードアオイ属ぞくのトルコが原産げんさんのものと東ひがしヨーロッパが原産げんさんのもとの雑種ざっしゅと言いわれるようになってきているようです。
日本にほんには、平安時代頃へいあんじだいごろにやってきたようです。
学名がくめいの「althaea rosea」は「rosea」は野のバラのような花の姿すがたをさし、「althaea(アルテア)」はギリシャ語ごの「治療ちりょう」を意味いみします。薬として使われてきたそうです。
和名わめい「タチアオイ」は、まっすぐ立たったようすと葉はが太陽たいようの方ほうに向むかうところから、「あうひ」（仰日）と呼よばれ、それが「アオイ」になったそうです。
英名えいめい 「hollyhock」は１２世紀頃せいきごろの十字軍じゅうじぐんがシリア（キリスト教の聖地せいち）から、この花を持もち帰かえったことから「聖地の花」という意味いみから名なづけられたそうです。
花がきれいなので、園芸用えんげいようにいろいろな品種改良ひんしゅかいりょうがされてきました。