ツクシ　日当たりの良い土手で見つけました。山菜として食べられています。

春はるの初はじめごろから日当ひあたたりの良よい土手どてや野原のはらなどに顔かおをだします。

スギナの胞子ほうしけい茎です。
スギナは北半球きたはんきゅうの暖あたたかいところから寒さむいところまで広ひろく分布ぶんぷする毎年まいとし同おなじところから生はえてくる多年生たねんせいシダ植物しょくぶつです。
呼よび名な「ツクシ」は、スギナにくっついて出でてくることから「付つく子し」、袴はかまの部分ぶぶんでついでいるように見みえることから「継つぐく子こ」から、ついたという説せつが有力ゆうりょくだそうです。
漢字かんじでは伸のび始はじめのころの姿すがたが筆ふでに似にていることから「土筆」と書かかれます。
ツクシが成長せいちょうすると付近ふきんにあった小ちいさな緑色みどりいろの芽め、スギナも伸のび始はじめます。ツクシとスギナは地下ちかの茎くきでつながっていて、どちらも茎にできる無性芽（むせいが）に蓄たくわえられた養分ようぶんで育そだちます。夏なつには地面じめんの下したで次つぎの年としの春はるに芽生めばえるツクシができ始はじめます。
ツクシは成長せいちょうすると、穂先ほさきにある小ちいさな胞子嚢（ほうしのう）が開ひらき、中なかから胞子ほうしが出でてきます。その数かずは140～220万個まんこになるそうです。

風かぜに乗のり飛とんで行いったたくさんの胞子ほうしはしめったところに落おちると水分すいぶんを含ふくんで発芽はつがし、前葉体（ぜんようたい）Omnisサークルよりという植物しょくぶつになります。前葉体では卵細胞らんさいぼうと精子せいしが作つくられ、受精じゅせいすると芽めを出だします。この芽が「スギナ」です。
スギナは地下茎ちかけいや無性芽むせいがでふえますが環境かんきょうによって、よりよい子孫しそんを残のこせるように受精じゅせいでもふえることができます。
詳くわしくは、「スギナとツクシの一年」で