トレニア　受精の様子が観察しやすいお花です。

初夏しょかに花壇やプランターでよく見みかけるようになった花はなです。暑あつさの中なか、小ちいさな口唇くちびるに似にた花を涼すずしげに咲さかせています。

花色はないろは紫色むらさきいろの他ほかに濃こいピンクや白しろなどがあります。

さに強つよく日陰でもよく咲く育てやすい花です。
アジアからアフリカにかけて約やく40種しゅほどが知しられているそうです。春はるに芽めを出だして花を咲かせ冬ふゆに枯かれる一年草のトレニア・フルニエリなど毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうのトレニア・コンカラー（ツルウリクサ）があります。
明治時代のはじめごろ（1870～1890年ごろ）に観賞用かんしょうようとして日本にほんにやってきました。最近さいきんは日本にほんでつられた花も多おおく出回でまわっているようです。花屋はなやさんで「トレニア」と呼ばれているものの多くはトレニア・フルニエリです。
属名の ‘Toreniaトレニア‘はリンネの弟子（植物学者オーロフ・トレーン（Olof Torén））から名づけられたそうです。