トロロアオイ 根っこが「ネリ」という和紙に欠かせません。しかし、栽培農家が減っています。和紙生産者が心配しています。

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学名がくめい:Abelmoschus manihot 漢字名かんじめい:黄蜀葵 別名べつめい:花オクラ 英語名えいごめい:Aibika 分類/科名ぶんるい かめい:アオイトロロアオイぞく
草丈くさたけ: ~150cm よくかける場所ばしょにわ はたけ  よくかける時期じき:8~10がつ
真夏まなつにオクラそっくりなクリームいろはなかせます。は、オクラよりみがふかく、細長ほそながくなっています。

中国原産ちゅうごくげんさん春蒔はるまきの一年草いちねんそうですが、あたたかいところでは毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうになるようです。
花は、一日花いちにちばなでオクラとおなじようなをつけますが、かたくてべられないようです。
ふとくゴボウのようで和紙わしつくるために必要ひつような「ネリ」をつくるために栽培さいばいされているそうです。栽培さいばい大変たいへん作物さくもつなので栽培をやめる農家のうかがでて和紙生産者わしせいさんしゃには、こまった状況だそうです。
は、生薬しょうやくとしても使つかわれ黄蜀葵根(おうしょっきこん)とばれています。
花は、べられる花野菜はなやさい(エディブル・フラワー)として家庭菜園かていさいえんなどで栽培さいばいされることもるそうです。花びらを生のままサラダなどで食べるそうです。
できたたね翌春よくはるいてそだてることができるそうです。

ちかくの駐車場ちゅうしゃじょういていました。
ここで毎年花を咲かせているようなので多年草になっているようです。

てんてん
てんてん

ネキリムシに注意ちゅういです。ネキリムシは、幼虫ようちゅうくきのそばにある茎が好物こうぶつだそうです。土の中にかくれているので被害ひがいにあうまで気づかないので注意が必要ひつようです。

ネリ
からる、ねばねばを「ネリ(糊)」とびます。
和紙わし紙漉かみすきのときにコウゾ、ミツマタなどの植物しょくぶつ繊維せんいとまぜて使われています。

今では、手すき和紙わしむかしながらの方法ほうほうでネリを使用しようしているところはすくなく、化学薬品かがくやくひん合成ごうせいネリとして使用しようしているところがえているそうです。