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ナナフシモドキ 擬態のプロフェッショナルです。庭で発見!!卵は鳥によって運ばれているかもしれないそうです。

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学名: Baculum irregulariterdentatum  漢字名:七節 竹節虫 分類/科名:ナナフシ目ナナフシ科ナナフシモドキ亜科
大きさ:オス57 – 62mm メス74 – 100mm よく見かける場所:雑木林  よく見かける時期:6~11月
まるで木の枝に6本の脚がはえたような体型の昆虫です。よく似たエダナナフシとは本種の方が触角が短いことで見分けられます。
日本の本州、四国、九州に分布しています。
不完全変態で翅がありません。メスは緑色から褐色でオスは濃褐色でメスよりも小さく細いようです。通常メスだけで単為生殖をおこないます。そのためかオスは非常に稀で数匹しか見つかっていないそうです。日当たりの良い雑木林や林縁の葉の上下や草上で見られます。サクラ、カシ、コナラなどの葉を食べます。

初めはナナフシと思っていましたが調べてみると触覚の長さからナナフシモドキと知りました。なにより前足をくっつけて前に伸ばして揃えると一本の枝にしか見えない擬態に驚かされました。

てんてん
てんてん

擬態で見つかりにくいですが住宅街にもけっこういるようです。

ナナフシモドキは敵に襲われたときに逃げるために足が取れやすくなっています。見付けたときは触らずに観察するようにしてあげてください。

ナナフシモドキの卵は3mm前後で乾燥した小さな植物の種のような形をしていているそうです。卵を持ったナナフシモドキが鳥に食べられることによりナナフシモドキの卵がフンと一緒に排泄されてそこから孵化することもあるようです。羽がないため、あまり移動できないナナフシモドキが都市の自然の中にいるのは鳥による卵の運搬が行われているからなのかもしれないそうです。

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