ハブランサス　タマスダレ（ゼフィランサス属）に似ていますがハブランサス属で別の種類です。花が横向きに咲くので見わけられます。

初夏しょかから秋あきにかけて雨上あめあがりにピンクの花はなを横向よこむきか、うつむき加減かげんに咲さかせます。花の茎元くきもとには葉はがありません。しばらくすると細ほそい葉が花の茎の近ちかくに伸のびてきます。

南北なんぼくアメリカの熱帯ねったい・亜熱帯地域あねったいちいきに約やく80種しゅが分布ぶんぷする球根植物きゅうこんしょくぶつです。美うつくしい花を咲かせる種しゅが観賞用かんしょうようとして栽培さいばいされています。日本にほんへは大正初期たいしょうしょき（1915年ごろ）にやってきたそうです。
タマスダレなどゼフィランサス属ぞくによく似にていますが花の咲き方かたがゼフィランサス属は上向うわむきに咲かせますがハブランサス属はやや横向よこむきから下に咲かせるところがちがうそうです。
英語名えいごめいRain Lily（レインリリー）と呼よばれるように夏の高温乾燥こうおんかんそうが続つづいたあと雨あめが降ふると一斉いっせいに開花かいかします。
花は一日花いちにちばなで夕方ゆうがたには萎しぼんでしまいます。ただし、萎んだ後に何度なんどか花茎かけいを伸のばして開花かいかするそうです。花色はないろはピンクや黄きなどがあります。
丈夫じょうぶな球根で数年間すうねんかんは植うえっぱなしでもよく育そだちます。いつも葉を伸ばしているので常緑多年草じょうりょくたねんそうとして扱あつかわれることもあるようです。