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ハロ 暈(かさ) 雨の前触れです。

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空を見ていたらおもしろい物を見つけました。
太陽の周りに薄い虹のような物です。
調べてみました。

ハロ(halo 英語読み:ヘイロー) 暈(かさ)という現象でした。太陽や月に薄い雲がかかったときに、その周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことです。特に太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)といいます。虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいうそうです。
暈は雲の氷晶がプリズムとしてはたらいて太陽や月からの光が氷晶を通り抜けるときに屈折して発生します。氷晶が出来る雲は、高いところに出来る巻層雲や巻積雲、巻雲とよばれるものです。積乱雲などの雲には、氷晶が少なくほとんどが氷粒になっているので、この現象は発生しにくいようです。
氷晶は、六角柱状をしているので光が入ってくる方向によって曲がり方が変わります。多くの場合、側面から1つ側面を挟んだ別の側面へ光が抜けて頂角60度のプリズムになりランダムに屈折することで視半径22度に光の輪が見えます。これを、内暈(ないうん、うちがさ)または22°ハロと呼びます。
光が側面から底面へ抜けて頂角90度のプリズムになると視半径46度に光の輪が見えます。これを外暈(がいうん、そとがさ)または46°ハロと呼びます。この現象はほとんど観られないそうです。
屈折することで光の色が分かれ内側が赤く外側は紫になるのですが、実際はランダムに屈折しているので白っぽく見えることがほとんどです。
視半径22度の確認のしかたは、こちらで
太陽や月に暈がかかると雨が近い!!
この現象を起こす巻層雲や巻雲は、低気圧の接近で出来やすい雲です。さらに、低気圧が近づいて高いところの風が穏やかになるのでさらにこの現象が発生しやすくなります。そのため、雨の前触れとして言い伝えられてきたようです。