バナナ　N小学校で花が咲いていました。大型の品種で耐寒性に優れ冬越し可能なアイスクリームバナナという種類のようです。

学名： Musa spp.　和名：甘蕉　実芭蕉　英語名：Banana　分類/科名：バショウ科バショウ属
草丈：2～10m　よく見かける場所：植物園
花言葉：風格

バナナの花は独特です。夏の暑さの中、大きなどんぐりのような塊（果軸）の付け根にモジャモジャとした10本から20本程度の果指がつきます。その上の花びらのようにのように見えるものは苞葉で果指の部分が本当のバナナの花です。果指一つ一つが一本のバナナに成長し果房がバナナの房となります。

茎は地下にあって短く横に這い茎のような先端からは、長楕円形の葉（葉身）が大きく伸びます。
高く伸びた茎のような部分は偽茎（仮茎）と呼ばれ、実際には葉の鞘が幾重にも重なりあっているものでタマネギの球根を引き延ばしたようなものだそうです。開花は一本の偽茎につき一回のみで開花後は株元から吸芽を出して枯れてしまうそうです。

原産地は熱帯アジアなどといわれる大型常緑多年草です。木ではなく草本になります。園芸学上では果物ではなく野菜（果菜）に分類されるそうです。
バナナの語源として一般的なものはウォロフ語のバナンナ (banaana) ですが指を意味するアラビア語のバナアナ (banaana) とする説もあるそうです。
食用バナナの栽培の歴史はパプアニューギニアから始まったと考えられているそうです。
バナナの果皮の色は品種によって異なり一般的には緑色から黄色でですが桃色から紫までいろいろあります。