ミョウガ 東アジア(中国)原産のショウガの仲間です。種ができにくいため茎を伸ばして殖えていきます。

この記事は約3分で読めます。

学名がくめい:Zingiber mioga 漢字名かんじめい:茗荷 蘘荷 英語名えいごめい:Mioga 分類/科名ぶんるい かめい:ショウガショウガぞく
草丈くさたけ:40~100cm よくかける場所ばしょはたけ にわ  よく見かける時期じき:7~10

梅雨つゆからなつにかけてかぶ根元ねもとからうすピンクいろ花穂かほかおします。はばのあるさきのとがったささのようなしげらせています。

ひがしアジア(中国ちゅうごく原産げんさんのショウガの仲間なかまです。たねができにくいため地面じめんなかくきばしてえていきます。ふゆ地上部ちじょうぶれますがはる地下茎ちかけいから葉をし、はなをさかせる宿根草しゅっこんそうです。
日本にほんには、ふる時代じだい中国ちゅうごくからショウガとともにわたってきたようです。
ミョウガの名前なまえ由来ゆらいには、いろいろなせつがあります。
中国大陸ちゅうごくたいりくから日本にほんにやってきたときに、かおりのつよい生姜(ショウガ)を「兄香(せのか)」、香りのよわい茗荷(ミョウガ)を「妹香(めのか)」と呼び「兄香(せのか)」がなまってショウガとなり、「妹香(めのか)」がなまってミョウガになったという説。
また、むかしからミョウガはその香りのさのから、「芽香(めが)」とばれていて、それがなまって「茗荷(ミョウガ)」になったという説。
釈迦しゃか弟子でしだった「物忘ものわすれの名人めいじん」である周梨槃特(しゅりはんどく)がくなって、そのおはかのあたりからえてきた植物しょくぶつ(ミョウガ)を周梨槃特が自分じぶん名前なまえになって苦労くろうしてきたということから「」を「荷う(になう)」という意味いみから「茗荷(ミョウガ)」と命名めいめいされたという説などがあります。
ミョウガが独特どくとくなショウガにもかおりは、「αピネン(アルファピネン)」という精油成分せいゆせいぶん由来ゆらいします。αピネン(アルファピネン)には、「胃腸改善いちょうかいぜん血行改善けっこうかいぜん眠気覚ねむけざまし」などの効果こうか期待きたいすることができるそうです。

てんてん
てんてん

学名がくめい「Zingiber mioga」や英語名えいごめい「Mioga」は、ミョウガから名づけられています。

べると物忘ものわすれがひどくなる」とわれていますが、食べることによる記憶きおくへの悪影響あくえいきょうがある成分せいぶんふくまれていないそうです。
むしろ、ミョウガのかお成分せいぶんには集中力しゅうちゅうりょく効果こうかがあることがわかってきています。さらに、窒素ちっそとカリウムがおおふくまれ、食物繊維しょくもつせんいおおいそうです。