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メダカ 「楊貴妃」は日本人の手によって作り出された品種です。

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学名:Oryzias 漢字名:目高 英語名:Ricefish 分類/科名:メダカ科メダカ属
大きさ: ~3.5cm よく見かける場所:池 小川  よく見かける時期:一年中 産卵期 4月~10月頃

流れの穏やかな小川や水路などですいすいと泳いでいます。

日本に生息する魚の中でも、もっとも小さな淡水魚です。飼育が簡単なのでキンギョ(金魚)と同様に観賞魚として古くから日本人に親しまれています。ヒメダカなど観賞魚として品種改良されたメダカが広く流通しています。
目が大きく頭部の上端から飛び出していることが名前の由来になっているそうです。
江戸時代に来日したシーボルトにより1823年にヨーロッパに初めて報告されたそうです。
現在、世界で確認されているメダカは約552種類で日本産は1種と考えられていましたが、2011年に青森県から兵庫県の日本海側に生息するメダカ(北日本集団)が別種とされ日本産は2種類ということになりました。そして2013年にキタノメダカ、ミナミメダカと呼ぶこと提案されたそうです。両種を総称してニホンメダカと呼ぶこともあるそうです。
流れの穏やかな小川や水路に生息しミジンコなどの動物プランクトンや藻などを食べます。蚊の幼虫ボウフラを好んで食べるためボウフラを退治する益魚としても知られています。
一般にメダカの寿命は1年と数か月ほどといわれていますが人工的な飼育下では長いものでは3~ 5年程度生きるそうです。

トップ写真のメダカは「楊貴妃」というそうです。水槽で飼育しているところを撮影しました。朱色が目立つかわいいメダカです。

楊貴妃

2004年に「めだかの館」の大場幸雄氏の手によって作り出された品種です。
琥珀メダカの中から稀に現れる朱赤色のメダカを選抜育種して固定された品種です。燃えるような朱赤色の体色が特長です。

濃い体色のヒメダカが「楊貴妃」ではないそうです。
楊貴妃メダカ,ヒメダカともに体表の色素胞は黄色素胞が主体で黒色素胞はほとんど存在しませんが黄色素胞内の色素顆粒は楊貴妃が橙赤色でヒメダカは淡黄色だそうです。

てんてん
てんてん

楊貴妃は成魚になるにつれて色が濃くなっていくそうです。

メダカの産卵

屋外飼育の場合、春~秋(4月~10月頃)にかけて産卵をします。 水温と日照時間が大きく関わっています。
水温18℃以上、日照時間が12~13時間以上の環境下で産卵を行います。 地域によって差はありますが4月頃より上記の条件が整いだし10月頃まで産卵を行います。
メダカの産卵・繁殖に最適な水温は23℃前後と言われています。

屋外の冬越し

メダカは冬の間は冬の間ほとんど活動しません。そのため必要とする酸素量も少ないので水の半分ぐらいが凍ってしまっても生きています。水面が全て凍ってしまっても酸素不足になることはないそうです。
さらに活動しないのでエネルギーを消費せずエサを食べなくなるのでエサも必要ないそうです。

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