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モンキアゲハ 生まれたては紋は白く、だんだん黄色っぽくなっていきます。他の黒いアゲハも。

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学名:Papilio helenus 漢字名:紋黄揚羽 分類/科名:チョウ目アゲハチョウ科
前翅長:60~70cm よく見かける場所:林 住宅地 よく見かける時期:4~10月

林の木々の間をひらひらと飛んでいます。黒く大きい翅にクリーム色から白の紋が目立ちます。
インドからヒマラヤ山脈、東南アジアと中国、台湾・日本まで分布しています。日本では関東以西に分布し、南方系の種類として位置づけられますが近年は分布が北日本の方まで広がっているそうです。
多くの亜種が知られ、このうち日本に分布するのは亜種 P. h. nicconicolens Butler, 1881 とされています。
成虫は春から秋にかけて見られます。その間に2-3回発生するそうです。日本最大級のチョウで全長は春型:110cm秋型:140cmになります。黒いアゲハの仲間でも後翅に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴です。この斑紋は羽化したばかりの時はほぼ、白いそうです。日が経つにつれて黄色みを帯びクリーム色になっていき標本などでは黄色に近くなるそうです。黄白色斑の周辺には小さな三日月状の赤い斑紋が並びメスはオスに比べてこの赤斑が大きく南に行くほど配色は、より鮮やかになるそうです。
幼虫はさまざまなミカン科植物の葉を食べます。とくにカラスザンショウハマセンダンを好むそうです。
幼虫です。

この写真のモンキアゲハは真っ白な紋です。きっと生まれたての若者アゲハですね。地面に降りてゆっくり羽ばたいていました。

てんてん
てんてん

アゲハなどチョウは地面で吸水行動をします。

チョウの給水行動

チョウの給水行動については、はっきり分かっていないそうです。
給水しているチョウのほとんどがオスで、メスが給水しているのは、まれなようです。
近年、チョウは吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てているということがわかってきたそうです。
そういえば、今回の撮影場所はワンちゃんのお散歩コースでした。

黒いアゲハの仲間

この時期は大型の黒いアゲハをよく見かけます。
ここで代表的な種類を紹介しています。
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