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ワレモコウ 花びらがなく萼が色づきます。根茎を乾燥したものは地楡(ちゆ)という生薬になるそうです。

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学名:Sanguisorba officinalis 漢字名:吾亦紅 吾木香 吾妹紅 英語名:Great Burnet 分類/科名:バラ科ワレモコウ属
草丈:20~180m よく見かける場所:庭 草原  よく見かける時期:7~10月
花言葉:変化 もの思い

夏から秋にかけて細かく分枝したその枝先に小さな花が沢山集まって円筒状の房のような花をつけます。一つ一つの花は、花びらの代わりに4枚の萼が赤く色づきます。

朝鮮半島、中国大陸、シベリア等に分布する多年草です。アラスカでは帰化植物として自生しているそうです。
日本では北海道から九州まで分布し山野で普通に見られます。日当たりのよい草地に生える植物で性質は強健で土地を選ばずに茂ります。とくに草地の草刈りが行われるところによく生えますが近年は草刈りが行われる草地が少なくなり、しだいにその姿を消しているそうです。
平安時代には「割れ木爪(帽額=モコウ)(われもこう)」と呼ばれていたものが時代が下るにつれて「割木瓜」、「吾亦紅」、「吾木香」、「我吾紅」、「我毛紅」、「我毛香」などと漢字が変更されてきたようです。
現在では「吾木香」や「吾亦紅」と書きますが理由は、はっきりとしていないようです。
冬になると地上部のみ枯れます。

てんてん
てんてん

薬用にされています。

根茎を乾燥したものは地楡(ちゆ)という生薬になり秋に葉が枯れてから掘り上げて水洗いし、茎・細根を取り除いて天日乾燥して調製されるそうです。
タンニンやサポニン多くを含み、収斂薬や、止血や火傷、湿疹の治療に用いられます。
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