ヤマユリ　日本原産で豪華な花を咲かせる園芸品種の系統、オリエンタル・ハイブリッドのもとになる花です。開花動画を撮影しました。

学名：Lilium auratum　漢字名：山百合　別名：リョウリユリ　英語名：　分類/科名：ユリ科ユリ属
草丈：120～200cm　よく見かける場所：野山　庭　よく見かける時期：7～8月
花言葉：荘厳

夏の野山で大きな白い花を咲かせます。ユリの仲間では最大級の花です。良い香と黄色い筋が特徴です。年を経た株は一株に複数の花を咲かせます。
日本特産のユリです。北陸地方を除く本州の近畿地方以北の山地に分布しています。日陰がちの斜面や、明るい林、草原に見られます。北海道には移入され観賞用に多く栽培もされているそうです。
鱗茎はオニユリ等と同様にユリ根として食用や薬用につかわれています。多糖類の一種であるグルコマンナン（コンニャクにも多く含まれる）を多量に含んでいて縄文時代には既に食用にされていたそうです。
球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつで西洋では栽培品種の母株として重用されていました。ヤマユリと他の日本原産のユリを交配して豪華な花を咲かせる園芸品種の系統、オリエンタル・ハイブリッドがつくられています。

みちくさずかん

2021.07.08

スターゲイザーリリー　花名の由来は空を見つめる人・天文学者からきています。

https://mitikusazukan.com/スターゲイザーリリー　花名の由来は空を見つめ/hakidamegiku

学名： Lilium orientalis 'Stargazer'　一般和名：オリエンタル・リリー　英語名：Star gazer　分類/科名：ユリ科ユリ属草丈：50～150cm　よく見かける場所：庭　　よく見かける時期：6～8月花言葉：ひたむき梅雨の雨の中、鮮やかなピンクの大輪の花を上向きに咲かせます。本種はオリエンタルハイブリッド種の花だそうです。オリエンタルハイブリッド種は1800年代の終わり頃にアメリカの文学者フランシス・パークマン氏によりヤマユリとカノコユリが交配されたことに始まったそうです。本種もカノコユリの特徴を多く残し...

高架線化の林の中で大きなユリのつぼみを一輪見つけました。つぼみの重さと風雨で倒れているところを切り取って生けました。次の日の朝につぼみが少し開きはじめていたので開花の様子をレコロでインターバル動画を撮影しました。
10秒に一回撮影し27秒の動画になりました。

みちくさずかん

2021.04.11

2021年　今年の桜　インターバル撮影で2週間撮影しました。

https://mitikusazukan.com/2021年　今年の桜　インターバル撮影で2週間撮影し/hakidamegiku

我が家の前の緑地の桜が3月中旬に咲き始めました。どこまで咲き続けるかインターバル撮影しました。インターバル撮影撮影機材レコロタイムプラス動画で紹介した撮影機器です。撮影設定撮影期間2021年3月21日（日）～4月8日（木）撮影間隔1時間に1枚再生設定1秒に16コマ記録方式AVI形式AVI：Microsoft社が開発した動画を保存するためのファイル形式です。動画と付随する音声を記録・再生するためのもので同社のWindowsをはじめ様々なソフトウェアが対応しています。ファイル名の末尾に付ける標準の拡張子は「.avi」。撮影結果再生時間28...

ユリの開花動画（youtube）

てんてん

一時間ちょっとで開花し終わりました。（一秒間に16コマ再生なので実際の撮影時間は72分になります。）

さらに花びらを広げました。
生けてある台所にユリの芳香が漂っています。
懐かしい夏休みの香りです。

ユリ根の輸出

幕末の開港後から昭和初期にかけてユリが日本からヨーロッパやアメリカに向けてさかんに輸出されていました。欧米諸国では園芸用として花を愛でるためにユリの球根（ユリ根）を輸入していたそうです。

輸出の経緯

日本のユリは、もともと主に食用として栽培されていました。江戸時代に来日した医師シーボルトや植物学者ツンベルクらによってその花の美しさが欧米に紹介されました。明治6年（1873年）にオーストリアのウィーンで開かれた万国博覧会に日本のユリが出品されて大人気になりました。

輸出先や金額など

明治41年（1908年）に日本から輸出されたユリ根は1200万個近くで金額で45万円近くになっていたそうです。そのほとんどが欧米諸国に運ばれ特にイギリスとアメリカ合衆国への輸出が多くを占めていたそうです。9割以上が横浜港から輸出されていたので当初ユリ根の産地は横浜に近い関東近郊に限られていましたが明治時代半ば以降は鹿児島県の南島地域も主要な産地のひとつとなったそうです。

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