ドウダンツツジ　春に蕾をたくさんつけ咲き始めました。漢字では「満天星」とも書きます。小惑星にも名づけられています。

学名がくめい：Enkianthus perulatus　漢字名かんじめい：灯台躑躅　満天星　英語名えいごめい：Enkianthus Dodan-tsutsuji　分類ぶんるい/科名かめい：ツツジ科ドウダンツツジ属
大おおきさ：100～300cm　よく見みかける場所ばしょ：生いけ垣がき　庭にわ　よく見みかける月つき：3～5月
花言葉はなことば：上品じょうひん

春はるになって葉はが出でる前まえの細ほそい枝えだに小ちいさな釣鐘つりがねのようなふくらんだ小ちいさな白しろい花はなをたくさんつけます。花の後あとに緑色みどりいろの葉はが芽生めばえます。

日本にほんにもともと自然しぜんに生はえている秋あきに葉を落おとす落葉低木らくようていぼくです。本州ほんしゅう、四国しこく、九州きゅうしゅうなどのあたたかい地方ちほうの岩山いわやまに生はえますが自生地じせいちは少すくないそうです。
和名わめい「ドウダンツツジ」の「ドウダン」は枝分えだわかれの様子ようすが昔むかしの灯あかりに使つかった結燈台むすびとうだいの脚あしに似にているところから「トウダイツツジ」→「ドウダンツツジ」になったそうです。

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むすびとうだい【結び灯台】 - 広辞苑無料検索学研国語大辞典

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むすびとうだい【結び灯台】三本の細い棒の中ほどをひもで結び束ね、三方に交差状にひらかせて立て、その上に油皿を置いて点火するもの。用例...

漢字かんじの「満天星」は中国語名ちゅうごくめいをそのまま使ってドウダンツツジの読よみをあてたそうです。
細ほそい枝えだがびっしり生はえて姿形すがたかたちも良よいので庭木にわきや生垣いけがきとして使つかわれています。暑あつさ寒さむさにも強つよく丈夫じょうぶで育そだてやすいので関東かんとうより西にしのあたたかい地方ちほうで多おおく植うえられています。

我わが家やでも毎年まいとしかわいい花をたくさん咲かせてくれます。

自生地じせいちの発見はっけんに植物学者の牧野富太郎まきのとみたろう先生せんせいが関係かんけいしているそうです。

てんてん

病害虫びょうがいちゅうも特とくにない丈夫じょうぶな木きです。

江戸時代えどじだい頃ごろから庭木にわきとして植うえられていましたが原産地げんさんちがわからなかったそうです。大正時代たいしょうじだい（1913 年）に吉永虎馬よしなが　とらま氏しと牧野富太郎まきの　とみたろう氏によって高知県日高村こうちけんひだかむらの錦山にしきやまの蛇紋岩地じゃもんがんちに自生じせいすることが確認かくにんされました。