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オジギソウ バッタの食害への防御のために接触や傷害といった刺激を感じると葉枕(ようちん)と呼ばれる運動器官を高速で屈曲させて次々と葉を動かします。

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学名:Mimosa pudica  漢字名:お辞儀草 分類/科名:マメ科ネムノキ亜科オジギソウ属
草丈:30〜50cm よく見かける場所:庭 よく見かける時期:7〜10月

夏から秋にかけてふわふわしたポンポンのような花を咲かせます。葉は、鳥の羽のように細い小さな葉が並んだものが4枚ついています。葉は、ふれると開閉します。茎には多くの棘があります。

南アメリカ原産の毎年花を咲かせる多年草です。世界中に広がっています。日本には江戸時代の後期にオランダ船によって日本へ持ち込まれたといわれています。
もともと多年草ですが寒さに弱いので日本では冬に枯れるため一年草扱いにすることが多いそうです。花粉は風や蜂などによって媒介されます。
名前「オジギソウ」は、葉や茎を触ると葉が閉じながら下にたれていく様子が、お辞儀するように見えるところから名付けられました。

オジギソウは、接触や傷害といった刺激を感じて、葉枕(ようちん)と呼ばれる運動器官を屈曲させることで、高速で次々と葉を動かします。

再度、葉が開くには閉じてから30分程度かかるそうです。

この高速運動は、Ca2+・電気シグナルによるものだそうです。
てんてん
てんてん

埼玉大学などの研究チームがゲノム編集技術などを用いてCa2+シグナルを可視化するための「光る」オジギソウや「おじぎをしない」オジギソウを作り「おじぎ」をするのはバッタの食害への防御であるとつきとめました。