2021年の立春の日は2月3日になります。そのため節分が2月2日になると報道されています。
誰がどのようにして決め、なぜ3日になったのかを調べてみました。
暦を決めているところ
国立天文台暦計算室
翌年の暦
国民の祝日
日曜表
二十四節気および雑節
朔弦望(新月や満月)
東京の日出入、日食および月食等)
日曜表
二十四節気および雑節
朔弦望(新月や満月)
東京の日出入、日食および月食等)
各地予報
日の出入り、月の出入り、南中時、太陽・月・惑星の高度と方位、夜明・日暮、月の位相・月齢、星空の様子(惑星や星座の見え方)
日食・月食・日面経過(太陽面通過)の、初日の出情報(期間限定)など
日食・月食・日面経過(太陽面通過)の、初日の出情報(期間限定)など
立春の日の決め方
立春の日の定義
立春や夏至、冬至といった暦(こよみ)の二十四節気は太陽と地球の位置関係で決めています。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められています。
ところが実際に日付を定めるには様々な要素が入るので複雑になっています。
他の二十四節季などはこちら
視黄経の計算はこちらでできます。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められています。
ところが実際に日付を定めるには様々な要素が入るので複雑になっています。
他の二十四節季などはこちら
視黄経の計算はこちらでできます。
2000年が「うるう年」のため2021年に立春が2月3日に
二十四節気の変動を「うるう年」で調整
暦上の1年が365日なのに対し、1太陽年の長さは365.2422日なので1年かけて軌道上を1周してきてもまだ0.2422日 (=約6時間) だけ足りません。
このため、二十四節気の時刻は毎年約6時間ずつ遅くなっていきます。
2012年には3月20日14時に春分を通り過ぎました。
次に春分を通過するのは365日と約6時間後、つまり2013年の3月20日20時になります。その次に通過するのはさらに365日と約6時間後、つまり2014年の3月21日2時ごろとなります。同様に、2015年には3月21日8時ごろとなります。
2016年はうるう年のため1日多く366日あるので2016年は3月21日14時ごろではなく、3月20日14時ごろになります。
それまで約6時間×4年=約1日だけ遅くなった分が「うるう年」で1日増えたことで帳消になり、だいたい元の時間に戻ります。
このように「こよみの日付」と二十四節気 (あるいは季節) が大きく変わらないように「うるう年」を挿入する理由ということです。
このため、二十四節気の時刻は毎年約6時間ずつ遅くなっていきます。
2012年には3月20日14時に春分を通り過ぎました。
次に春分を通過するのは365日と約6時間後、つまり2013年の3月20日20時になります。その次に通過するのはさらに365日と約6時間後、つまり2014年の3月21日2時ごろとなります。同様に、2015年には3月21日8時ごろとなります。
2016年はうるう年のため1日多く366日あるので2016年は3月21日14時ごろではなく、3月20日14時ごろになります。
それまで約6時間×4年=約1日だけ遅くなった分が「うるう年」で1日増えたことで帳消になり、だいたい元の時間に戻ります。
このように「こよみの日付」と二十四節気 (あるいは季節) が大きく変わらないように「うるう年」を挿入する理由ということです。
今年と来年の立春の日
年 | 月日 | 中央標準時 | |
---|---|---|---|
2021 | 2月03日 | 23時59分 | |
2022 | 2月04日 | 05時51分 |
調べ始めたらはまってしまいました。複雑な計算が必要なことが分かりました。
今年の立春は1分ずれたら、いつも通りに4日になっていたのですね。
ご感想等