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キキョウ 秋の花のようですが初夏から咲き始めます。環境省によって絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。

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学名:Platycodon grandiflorus 漢字名:桔梗 別名:岡止々岐(オカトトキ) 英語名:Balloon flower, Chinese bellflower 分類/科名:キキョウ科キキョウ属
草丈:50~100cm よく見かける場所:庭  よく見かける時期:6~9月
花言葉:永遠の愛 誠実 清楚 従順

すっと伸びた茎先に青い風船のような蕾をつけ花を咲かせはじめます。園芸種では白やピンクの花色のものもあります。

日本や朝鮮半島および中国や東シベリアの日当たりの良い野山に自生する多年草です。秋の花と思われていますが梅雨時期から咲きはじめます。
キキョウの花名は漢名の桔梗の音読み「キチコウ」が後に「キキョウ」に変化した言われています。また、古くは“オカトトキ”(岡止々岐)と呼ばれていました。岡に生えるトトキ(釣鐘人参)に似ているところから来ているそうです。

古名では「朝顔」と呼ばれ、『万葉集』で秋の七草として詠われた「朝貌の花」もキキョウであると考えられています。
英語ではつぼみがふくらんだ風船のようなので「バルーン・フラワー(Balloon flower)」と呼ばれます。

秋の七草 女郎花(オミナエシ)尾花(オバナ ※ススキ)桔梗(キキョウ)撫子(ナデシコ)藤袴(フジバカマ)葛(クズ)萩(ハギ)

ですが、花は梅雨に見つけました。青紫だけでなく白いキキョウも咲いていました。

桔梗紋

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より

キキョウの花の形から家紋の一種である「桔梗紋」が生まれました。
美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を家紋にしています。
本能寺の変を起こした明智光秀(1528~1582)も土岐氏一族のために桔梗紋を用いています。
江戸末期の志士、坂本龍馬(1836~1867)の家紋は「組合い角に桔梗」で、坂本家が明智光秀の娘婿であった明智光春の子、明智太郎五郎を先祖としていることに由来するそうです。

絶滅危惧種のキキョウ
近年その個体数が減少し、環境省によって絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。
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