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セイヨウヒイラギ 果実は赤く晩秋に熟しますが非常に苦いそうです。

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学名:Ilex aquifolium 漢字名:西洋柊 別名:セイヨウヒイラギモチ クリスマスホーリー 英語名:European holly、English holly 分類/科名:モチノキ科モチノキ属
高さ:6~8m よく見かける場所:庭  花を見かける時期:4~5月 実を見かける時期: 11~2月

冬の青空に真っ赤な実が目立ちます。葉にはトゲがありますが古い葉や上の方の葉にはトゲが少なかったり無い葉もあります。
ヨーロッパ西南部、アフリカ北西部、アジア南西部の原産の常緑小高木です。雌雄異株で花は小型で花弁は白く4枚あります。果実は径6-10mmで赤く熟し4個の種子が入っています。晩秋に熟しますが非常に苦いので、冬の間も鳥に食べられることは少ないそうです。
赤い実は美しくクリスマスのクリスマスツリーやリースの飾りとしても使われます。
ヨーロッパではキリスト教以前にも聖木とされ冬至祭でキリスト教徒がまねたためクリスマスにつきものの装飾となったといわれています。

小さいリンゴのような美味しそうな果実ですが鳥たちに食べられないのは苦いからのようです。

セイヨウヒイラギとキリスト教とのつながり
キリストの足元から初めて生えた樹とされています。トゲトゲの葉や赤い実はキリストの流した血と苦悩を表すそうです。そこから別名「キリストの刺」「聖なる木」とも呼ばれます。花はミルクのように白いためキリストの生誕と結びつき、樹皮は苦いのでキリストの受難を表すとされています。
キリスト教以前よりセイヨウヒイラギは魔力があると信じられていて、悪魔や妖精がクリスマスの期間に悪いことをしないようにと、民家、店、教会、墓地などに飾り付けられたといわれます。
節分のときに使われる日本のヒイラギ(柊)と似たような扱いですがヒイラギはモクセイ科モクセイ属で葉は対生で果実は黒紫色に熟します。
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