ニイニイゼミ 他のセミより早く鳴き始めます。7月をピークに8月、9月にかけて少なくなっていきます。

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学名:Platypleura kaempferi 漢字名:にいにい蝉 分類/科名:セミ科ニイニイゼミ属
大きさ:20~24mm よく見かける場所:林 よく見かける時期:7~10月

梅雨が終わる頃に鳴き始めます。鳴き声は他のセミに較べて小さいです。
他のセミに比べて小型で体型は丸っこく横幅が広いです。生きている時は全身に白っぽい粉を吹いています。

頭部は灰褐色で後胸部と腹部は黒く背中の中央には橙色や黄緑色か、二つの色が混ざった”W”字型の模様があります。複眼と前翅の間に平たい「耳」のような突起が見られます。翅は透明ではなく前翅は褐色のまだら模様、後翅は黒地の縁取りがあります。
日本・台湾・中国・朝鮮半島に分布する小型のセミで日本では北海道から九州・対馬・沖縄本島以北の南西諸島まで分布しています。ただし喜界島・沖永良部島・与論島にはいないそうです。
ニイニイゼミの「ニイニイ」を表す漢字がないようです。「ニイニイ」は鳴き声からきているようです。
「蟪蛄(けいこ)」は中国語でニイニイゼミのことをあらわす漢字だそうです。
成虫は梅雨の最中に発生して他のセミより早く鳴き始めます。7月をピークに8月、9月にかけて少なくなっていきます。
幼虫は、他のセミの幼虫より木の根元付近で羽化し成虫になるまでの時間が短く羽化した日の夜のうちには飛べるようになるそうです。

ニイニイゼミの抜け殻は小さくて丸っこく、全身に泥をかぶっています。また、他種に比べて木の幹や根元などの低い場所に多くみつかります。

てんてん
てんてん

東北地方でも増えているとか市街地ではヒヨドリなどに食べられて少なくなっているとか、いわれていますが。

関東地方以西で多く分布しています。
ただし、以下の分布図は2000年ごろの分布になります。
近年の全国的な分布の様子は見当たりませんでした。

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