ハハコグサ　冬にも咲いていました。いろいろな名前がついています。

秋あきの終おわりの暖あたたかい日ひだまりの中なかで白しろい茎くきと葉はの間あいだから黄色きいろいつぼみや毛玉けだまのような花はなを見かけます。

アジア原産げんさんで日本にほんには大昔おおむかし（有史以前ゆうしいぜん）にやってきた（帰化きか）した夏なつや秋あきにめぶいて次つぎの年としの春はるに花はなを咲さかせる（越年草えつねんそう）です。芽吹めぶいいた株かぶがロゼット状じょうに葉を広げ冬ふｙを越こして春に花を咲かせ茎くきを勢いきおいよく伸のばします。
葉と茎には白しろい綿毛わたげがたくさんはえています。ハハコグサ全体ぜんたいをつつんでいるやわらかい毛けは、害虫がいちゅうに食たべられるのを防ふせぐためのものであると考かんがえられているそうです。
古ふるくから生はえていた植物しょくぶつなので、ハハコグサの名前の由来ゆらいもたくさんの説せつがあります。葉や茎が白しろい綿毛わたげにおおわれている姿すがたを、母親ははおやが子こを包つつみ込こむ様子ようすにたとえた説や、白い綿毛におおわれている葉を「赤あかちゃんの舌した」に見立みたててた説、葉も茎も白い細こまかい綿毛におおわれているために、

「ふわふわした（ほうけた）」ようなに見みえるところから「ホウコグサ」から「ハハコグサ(母子草)」になった説、また葉はが「草餅くさもち」の材料ざいりょうとしてよく使つかわれていたので「葉はっこ草くさ」と呼よばれており、それから「ハハコグサ(母子草)となったなどです。