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ヒメジョオン 観賞用で渡来、ヒメジオンではありません。

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学名: Erigeron annuus 漢字名:姫女菀 英語名:Annual fleabane, Daisy fleabane 分類/科名:キク科ムカシヨモギ属
草丈:30~150cm よく見かける場所:道ばた  よく見かける時期:5~8月
花言葉:素朴で清楚
5月中下旬からハルジオンに似た花を咲かせます。北アメリカ原産の越年草です。もともとは1860年代に観賞用として渡来したようですが繁殖力が強くまたたく間に全国の野原に広がりました。
ハルジオンと同じ仲間ですが、姫女苑と名付けられたわけに二つの説があるそうです。『一つは、小さい(姫)女苑(中国の野草)になった。二つ目はひめ‐しおん【姫紫苑】キク科シオン属という花の名前がすでにあったので【紫苑】を【女苑】にした。』WEBでは、中国名【女苑】は見つけられませんでした。
国内に渡来した当初は、ヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)と呼ばれたり、鉄道の線路沿いに広がったことから、テツドウソウ(鉄道草)の異名もあったそうです。
てんてん
てんてん

茎の断面と茎と葉の付き方・花びらの細さで見分けられますよ。

https://kobehana.at.webry.info/201811/article_9.htmlより

ヒメジョオン 葉が茎を包まない

ハルジオン 葉が茎を包みます。

ヒメジョオン 花びらの幅が広い

ハルジオン 花びらが細い

1個体あたり47,000以上の種子を生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力をもっているため駆除することが難しい植物です。日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。
ヒメジョオン / 国立環境研究所 侵入生物DB