学名:Oedaspis japonica Shiraki,1933 漢字名: 分類/科名:ハエ目ミバエ科
大きさ:5~7mm よく見かける場所:ヨモギの茎 よく見かける時期:6 ~7月
大きさ:5~7mm よく見かける場所:ヨモギの茎 よく見かける時期:6 ~7月
夏が近づくころにヨモギの茎のわき芽にイチジクのような1cmくらいの卵状のものがつきます。薄紫に白いスジが入っています。
ヨモギマルフシミバエの幼虫が作った虫こぶ(ヨモギクキマルズイフシ)のようです。
虫こぶ(虫瘤)は、さまざまな寄生生物によって植物体が異常な成長してできるこぶ状の突起のことです。虫癭(ちゅうえい)ともいいます。英語(gall)のカナ読みのゴールが使われることもあります。
ヨモギクキマルズイフシの壁は厚く内部に淡黄色の1幼虫が入っています。成長した幼虫は内壁を削って出て羽化します。
ヨモギマルフシミバエは日本の固有種で北海道~九州に分布しています。成虫は7月に羽化して出てきます。
ヨモギの虫こぶは他にも数種類(9種類と記載のHPもありました。)あるようです。ヨモギツボタマバエの幼虫が作るヨモギメツボフシもよく見られるようです。首の部分が細くなった壷状で、表面は緑色で白い微毛が密生するようです。
見つけたときは蕾かなと思いました。他のヨモギの株も調べてみましたが見つけられませんでした。
「虫こぶハンドブック」という本があります。
てんてん
マタタビ酒の原料(通称マタタビの実)はマタタビの実ではなくマタタビミタマバエによる「マタタビフクレフシ」という虫こぶとなった果実だそうです。
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