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レンギョウ 令和3年3月5日 咲き始めました。 中国原産、実は漢方薬として使われます。

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学名:Forsythia suspensa 漢字名:連翹 別名:レンギョウウツギ(連翹空木) 古名:いたちはぜ いたちぐさ。 英語名:golden bells, golden bell flower 分類/科名:モクセイ科レンギョウ属
高さ:1~2m よく見かける場所:生け垣  よく見かける時期:3~4月

葉の芽吹きより前に枝先に黄色い莢状の花が咲きます。細い枝が茂り生け垣などによく使われています。
中国原産の落葉小木です。日本への渡来は薬用として平安時代初期に渡来したといわれていますが実際に渡来した時期は定かではなく江戸時代前期に栽培の記録から江戸時代だという説もあるそうです。
雌雄異株で繁殖力が旺盛で、よく繁ります。半つる性の枝は伸びると下に垂れます。枝が地面につくと、そこからも根を出し新しい株ができます。枝の髄がすぐになくなるので節の部分を除いて中空になっています。このことから「空の木」(ウツギ)からレンギョウウツギ(連翹空木)という別名が付いたそうです。
果実は漢方薬として解毒,消炎作用があり,腫れ物,にきびなどの化膿性疾患,疥癬,咽喉部の炎症などに用いられるそうです。

令和3年3月5日に花が咲き始めたレンギョウを見つけました。下の花は令和2年3月21日に撮影しました。緑の葉が目立ちはじめています。

属名のForsythiaは、19世紀初頭にイギリスの王立植物園の監督官を務めた園芸家ウィリアム・フォーサイス(William A. Forsyth、1737年 – 1804年)に因みます。種小名のsuspensaは、枝が“垂れる”意味です。
リンクの出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)
和名のレンギョウは、漢名の「連翹」を音読みしたものですが中国で過去に異なる植物を指すものでした。原産地の中国で「連翹」は本来トモエソウまたはオトギリソウのことを指しました。これらの実も薬用されていたこともあって宋以降からは現在の山西省の南東部で大量に生産された現在のレンギョウの実が連翹と称して売られるようになったことからレンギョウが連翹として認識されるようになったそうです。
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