ウツボグサ　乃東生 (なつかれくさしょうず)　乃東枯 (なつかれくさかるる)　冬と夏の七十二候に二回でてきます。

学名がくめい：Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara）　漢字名かんじめい：空穂草、靫草　別名べつめい：たくさんあります※　分類ぶんるい/科名かめい：シソ科ウツボグサ属
大おおきさ：10～30cm　よく見みかける場所ばしょ：野原のはら　山地さんちの草地くさち　　よく見みかける月つき：6～8月
花言葉はなことば：感謝かんしゃ　協調性きょうちょうせい

春はるから初夏しょかにかけてラベンダーのような紫色むらさきいろの筒つつのような花はなの穂ほをつけます。

みちくさずかん

2023.02.08

ラベンダー　よい香りで有名なハーブで細かい毛の間にある腺から香りのもとになる揮発性の油（精油）を...

https://mitikusazukan.com/ラベンダー　よい香りで有名なハーブで細かい毛/hakidamegiku

学名がくめい：Lavandula angustifolia　通称つうしょう：ラベンダー　コモン・ラベンダー　　英語名えいごめい：lavender　分類ぶんるい/科名かめい：シソ科ラヴァンドラ属大おおきさ：30cm～　よく見みかける場所ばしょ：庭にわ　畑はたけ　よく見みかける月つき：5～10月花言葉はなことば：期待きたい　沈黙ちんもく　清潔せいけつ冬ふゆの寒さむい時期じきでも枝先えださきに紫色むらさきいろの小ちいさな花はなが集あつまった穂ほのような花を咲さかせています。花、葉は、茎くきは細こまかい毛でおおわれて、葉は肉厚にくあつで...

茎くきは春になると地面じめんを這はうようにのびて広ひろがっていきます。
夏至げしのころに花が黒くろずみ枯かれたように見みえるところから七十二候こうの第だい二十八候こう「乃東枯 (なつかれくさかるる)」に出でてきます。
冬至とうじのころに芽めが出でることから七十二候の第六十四候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」にも出てきます。
アジアの東部とうぶのあたたかい地方ちほうや日本各地にほんかくちで見みられる毎年まいとし花が咲く多年草たねんそうです。山やまのふもとなど日当ひあたりのよい草地くさちや丘おかの道端みちばたなどでよく見みかけられるようです。
和名わめいのウツボグサの「うつぼ」は武士ぶしが使つかった肩かたや腰こしから下さげる太ふとい矢筒やづつ「靭(うつぼ)」のことで乾燥かんそうした花の穂ほが靭うつぼの穂(矢羽やばねを保護ほごする毛皮けがわ)に似にていることからきているそうです。

ブリタニカ国際大百科事典小項目事典より

漢方かんぽうの薬くすりで使われる別名べつめいの夏枯草（カコソウ）は夏に花が終おわると褐色かっしょくにかわって枯かれたように見みえるところから名付なづけられました。

www.pharm.or.jp

ウツボグサ | 日本薬学会

https://www.pharm.or.jp/flowers/post_8.html

二十四節気（にじゅうしせっき）

立春りっしゅん、春分しゅんぶん、夏至げし、冬至とうじなど、季節きせつをあらわす言葉ことばです。
1年を春夏秋冬しゅんかしゅうとうの4つの季節きせつにわけ、さらにそれぞれを6つに分けたもので二十四あります。くわしくはこちら（日本にほんの暦こよみ – 国立国会図書館こくりつこっかいとしょかん）

www.ndl.go.jp

二十四節気（にじゅうしせっき） | 日本の暦

https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html

七十二候（しちじゅうにこう）

二十四節気の各節気かくせっきをさらに約やく5日ずつの3つに分わけた期間きかんのことです。気象きしょうの動うごきや動植物どうしょくぶつの変化へんかを知しらせる短みじかい文ぶんになっています。古代中国こだいちゅうごくでつくられた季節きせつをあらわすものの一つで日本にほんにやってきてからは日本の気候きこうにあわせた内容ないようになりました。