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カヤツリグサ 茎の断面が三角形の草です。昔は子どもたちの遊びにも使われていました。

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学名:Cyperus microiria 漢字名:蚊帳吊草 別名:マスクサ(枡草)トンボグサ(蜻蛉草) 英語名:Cyperus 分類/科名:カヤツリグサ科カヤツリグサ属
草丈:30~60cm よく見かける場所:田 畑 道ばた よく見かける時期: 6~10月
花言葉:伝統 歴史

夏の暑い時期に日向の道ばたなどで緑色でつやがある茎をのばしています。根元には少し細長い葉がついて真ん中からまっすぐ茎を伸ばし枝分かれせず先端に線香花火のような穂状の花序をつけます。茎の断面は三角形になっています。花序の付け根には葉の形の苞が数枚あり何枚かは花序より長くのびています。根元の葉が少ないので全体としては頭でっかちな草です。

東アジアに分布する一年草です。日本では本州から九州まで分布していますが琉球列島には分布していないようです。この属は雑種も含めれば約40種あります。水湿地に生育するものが多く1mを越える大型種から高さ数cm程度の小型種までさまざまですが一つ一つを見わけるのはむずかしいようです。
名前は、昔、この植物の茎を引き裂いて蚊帳を吊ったような四角形を作る子どもの遊びがあったことから名づけられたそうです。
強い繁殖力ですぐに大きくなるので畑や田では厄介な草です。

切り取った茎を二人でもって裂いていくと四角になります。


二人で遊ぶので「なかよし草」という名前もあるそうです。

てんてん
てんてん

引き抜こうとしても、ちぎれない頑丈な茎は断面が三角形によるものです。手強い草です。

カヤツリグサの繁殖を抑える一番大事なポイントは種を落とさないことです。生えてしまったら根まで抜き、抜いたものをそのままに残しておかないようにする必要があります。
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