キキョウ 秋の七草の一つでが梅雨の頃から咲き始めます。昔は「あさがお」とも呼ばれたそうです。

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学名がくめい:Platycodon grandiflorus 漢字名かんじめい:桔梗 別名べつめい:オカトトキ(岡止々岐) 英語名えいごめい:Balloon flower, Chinese bellflower 分類ぶんるい/科名かめい:キキョウ科キキョウ属
おおきさ:50~100cm よくかける場所ばしょにわ  よくかけるつき:6~9月
花言葉はなことば永遠えいえんあい 誠実せいじつ 清楚せいそ 従順じゅうじゅん

初夏しょかから秋にかけて、すっとのびた茎先くきさきみどり風船ふうせんのようなつぼみからラッパのようなはなかせます。園芸種えんげいしゅではしろやピンクの花色はないろのものもあります。

日本にほん朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごくひがしシベリアの日当ひあたりの野山のやま毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうです。あき七草ななくさの一つですが梅雨つゆ時期じきから咲きはじめます。
花名かめいの「キキョウ」は中国ちゅうごく漢字名かんじめい漢名かんめい)「桔梗」の音読おんよみ「キチコウ」がだんだんと「キキョウ」にわってきたとわれています。
昔は“オカトトキ”(岡止々岐)と呼ばれていたそうです。おか(おか)にえるトトキ(釣鐘人参つりがねにんじん)にているところからづけられたそうです。


もっと昔は「朝顔あさがお」とも呼ばれたそうです。七世紀せいきから八世紀にまれたうたをあつめた『万葉集まんようしゅう』であき七草ななくさとしてうたわれた「朝貌あさがおの花」もキキョウだとかんがえられているそうです。
英語えいごでは、つぼみがふくらんだ風船ふうせんのようなので「バルーン・フラワー(Balloon flower)」とばれます。

万葉集まんしゅうについての動画どうがです。(NHK for School10ふん

秋の七草 女郎花(オミナエシ)尾花(オバナ ※ススキ)桔梗(キキョウ)撫子(ナデシコ)藤袴(フジバカマ)葛(クズ)萩(ハギ)

青紫あおむらさきだけでなく白いキキョウも咲いていました。

てんてん
てんてん

自然しぜんえているキキョウがすくなくなっています。

キキョウは自然しぜんでは草原そうげんえますが近年きんねんになり人が草原を開発かいはつしたり野焼のやきや草刈くさかりをしなくなり草原がすくなくなったことでかずっています。
環境省かんきょうしょうによって絶滅危惧ぜつめつきぐるい(VU)(絶滅ぜつめつ危険きけん増大ぞうだいしているしゅ)に指定していされています。
キキョウの都道府県別とどうふけんべつ絶滅危惧状況ぜつめつきぐじょうきょうです。東京都とうきょうとでは絶滅ぜつめつしているようです。

しつもん いけん かんそう