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キバナコスモス 花色が黄色やオレンジさらに赤まで鮮やかで夏に強いコスモスです。赤い花は日本人が育種したそうです。

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学名:Cosmos sulphureus 漢字名:黄花コスモス 英語名:Golden cosmos, Yellow cosmos 分類/科名: キク科コスモス属
草丈: 30~100cm よく見かける場所:庭 道ばた よく見かける時期:6~11月
花言葉:野性的な美しさ
夏から秋にかけて真っ黄色の花を次々と咲かせていきます。葉はコスモスより幅広です。

メキシコ原産の一年草です。コスモス属の一種で一般的なコスモスと同属別種です。コスモスより葉幅が広く耐暑性がありメキシコの自生地でもコスモスより標高の低いところに住み分けて分布しています。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡り日本には大正時代の初めに輸入された記録が残っているそうです。
急速に普及したのは、1966年に赤花の「サンセット」が作り出されてからだそうです。「サンセット」は茜色のコスモスで岩手県の橋本昌幸氏によって育成された品種だそうです。黄色のコスモスに赤い条斑を見つけた氏が十数年の歳月をかけて花弁のすべてが赤い品種を作り出しました。このサンセットは、世界で最も権威のある品種コンクール「オールアメリカセレクションズ(AAS)」で金賞を受賞し当時の園芸会では随分と話題になったそうです。

真夏の公園で普通のコスモスと一緒に咲いていました。

黄色がとても鮮やかでした。一般的なオレンジ色のキバナコスモスです。

てんてん
てんてん

新芽や蕾にアブラムシがつきます。

橋本昌幸氏
大学の卒業旅行で見た夕日の美しさに感激し、夕映えの美しい赤色をキバナコスモスの花色に再現することを夢見て大学卒業後も15年以上の歳月をかけて品種改良重ね赤色に輝くキバナコスモスの育種に成功したそうです。
プロフィール
1928年、紫波町生まれ。1949年、千葉農業専門学校園芸科(現・千葉大学園芸学部)卒。北海道大学理学部研究生、九州大学理学部助手を経て、1950年より岩手県にて植物育種を実践しました。1966年、キバナコスモスの赤花品種サンセットの品種改良が認められ、オール・アメリカン・セレクションズ(AAS)のゴールドメダルを受賞。同年園芸学会功労賞受賞。1986年には、サンセットのわい性品種サニーレッドでAASシルバー賞を受賞。キバナコスモス、バラ、ポインセチア、サクラ、ス
イセン、ユリ、バレイショ、トウモロコシほか多数の育種を手がける。育種研究実践の傍ら岩手大学の講師を務め、園芸愛好家への指導も行っていた。2003年11月26日逝去。

地方紙で橋本氏の紹介文がありました。

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